NEWSLETTER FROM ON READING 2026.09.04

こんにちは、ON READINGの黒田義隆(義)と黒田杏子(杏)です。気圧のせいか、ちょっと疲れがたまって微熱が出てしまいました。巷ではインフルエンザも流行っているそうなので、みなさまも体調管理にお気をつけください。(義)
EVENT

「OK COMPOST SELF case 01 : BOOK」
2026年9月4日(金)~23日(水)
at AUTHOR(名古屋市北区駒止町1丁目18番地の1 トータス駒止 一階)
北区・黒川のAUTHORさんでスタートした企画「OK COMPOST SELF case 01 : BOOK」にて、選書を担当させていただいております。
数年前にはquitanの展示会に寄せて本を選ばせてもらいましたが、今回はAUTHORという店そのものに向けて、100タイトル強を選びました。
衣服や靴、鞄など、身につけるものを中心に扱うAUTHOR。シンプルで気持ちよく、そこにちょっとした遊び心が潜むものたちを眺めていると、いつも目の前の「もの」から話がどんどん広がっていきます。そんな会話ややりとりも含めて、店で「ものを買う」ことの豊かさを感じさせてくれる場所です。
歩くこと、迷うこと、わからないままやってみること、素材や空間、人との応答、店をひらくこと、見ること、美しいということ、積み重なっていくこと——。そんなことを手がかりに選びました。
AUTHORの12周年を祝う本棚です。ぜひお立ち寄りください。

土から生える2024図録出版記念イベント
図録から振り返る「土から生える」
2026年9月16日(水)
時間:開場 19:00 開演 19:30~
入場料:1500円 (500円分のお買い物券付き)
定員:20名(要予約・先着順)
ゲスト:芸術監督 安藤雅信(陶作家/ギャルリ百草 主宰)
話し手:実行委員長 水野雅文(図濃/新町ビル4F 地想)
聞き手:黒田義隆(ON READING)
ご予約:https://onreading.jp/event/0916/
2024年に開催された、岐阜県東美濃地域(多治見市・土岐市・瑞浪市)を舞台にした現代アートプロジェクト『ART in MINO 土から生える 2024』。この度、プロジェクトの全貌を記録した『ART in MINO 土から生える2024 図録』の刊行を記念し、トークイベントを開催します。
会場に足を運んでくださった方はもちろん、知っていたけれど訪れることができなかった方、会期終了後にその存在を知った方にも、ぜひお越しいただけたらと思います。
そもそも『土から生える』とは? 図録はどんな内容になっているのか? 次回の開催は?
プロジェクトの背景や内容を振り返りながら、「土から生える」がどのようなアートプロジェクトなのか、改めて紐解いていきます。

千種創一歌集 × 野口あや子エッセイ集刊行記念「韻律のつれづれ」
2026年9月25日(金)
時間:開場 19:00 開演 19:30~
入場料:1,000円(500円分のお買い物券付き)
定員:20名(要予約・先着順)
登壇:千種創一、野口あや子
ご予約:https://onreading.jp/event/0925/
千種創一による歌集『四月草紙』、野口あや子によるエッセイ集『天才歌人、ラップ沼で溺れ死ぬ』の刊行を記念して、トークイベントを開催します。
入荷情報 PICK UP
・はいつくばって / ミランダ・ジュライ
小説家、アーティスト、映画監督など、ジャンルを横断して活動するミランダ・ジュライの長編小説。45歳、夫と子どもに囲まれた「わたし」が、単独ドライブ旅行をきっかけに、家族への愛や欲望、孤独と自由のあいだで揺れながら、「自分はどう生きたいのか」を探していく。中年期の揺らぎをユーモラスかつ切実に描いた傑作。
・My Little New York Times いまアメリカで移民として生きるということ / 佐久間裕美子
ニューヨークで暮らす文筆家・佐久間裕美子が、トランプ2.0からマムダニ市長の誕生まで、揺れ動くアメリカの日々を綴った個人的な日記。政治や社会が大きく変化するなか、友人との食事や会話、病後の暮らしなど、ひとりの生活者として過ごす日々を通して、人とのつながりやコミュニティ、そこにある希望を見つめます。
・「らしさ」について考えた / 畑中章宏
「男らしさ」「女らしさ」「もっともらしさ」……私たちが何気なく使う「らしさ」という言葉に潜む、価値観や規範を民俗学の視点から読み解く評論集。ジェンダーやアイデンティティ、AIと人間の関係まで、身近な言葉を手がかりに、社会や人間のあり方を捉え直す一冊。
・成分表 偽マキロン・悲しみについて / 上田信治
『あたしンち』の共作者として知られ、俳人としても活動する漫画家・上田信治によるエッセイ集。記憶、友情、排水口、アイスクリームなど、身近な43の言葉を手がかりに、日常に潜む違和感や可笑しさ、人の心の動きをすくい上げます。何気ない一日を少し違った角度から眺めることで、いつもの世界に新たな輪郭が浮かび上がる一冊。
・四月草紙 / 千種創一
これまでに『砂丘律』『千夜曳獏』『あやとり』などの歌集を発表し、現代詩でも注目を集める歌人・詩人、千種創一による最新歌集。2015年〜2025年の、短歌同人誌や総合誌に発表してきた合計350首を収録。刊行記念トークも開催します~!
・工芸史 三号 / 工芸史研究会
若手の研究者を中心に発足された、研究者や実作者、工芸に携わるすべての人が総合的な研究発展を目指す「工芸史研究会」による『工芸史』。3号となる今号は、近代の輸出陶磁、泥絵、漂流物に関する論考とエッセー、環境に即した染料の研究と作品を通し、工芸の世界の循環について取り上げます。
・山も時なり 海も時なり 道元『正法眼蔵』17の哲学的風景 / 齋藤嘉文
鎌倉時代の禅僧・道元が著した『正法眼蔵』を、17の視点から捉え直す一冊。仏教研究の枠にとどまらず、さまざまな分野の視点を用いながら、細部からでは見えてこない道元思想の全体像に迫ります。巨大な山脈を上空から眺めるように、これまでとは異なる角度から道元の思想を読み解きます。
・新・大安の日はあんぱんを食べる〈ずっしり篇〉 / 塔島ひろみ
「大安の日にあんぱんを食べると、いいことがある」と信じ、2005年から約1年間、大安の日ごとにあんぱんを食べ、その様子を綴った塔島ひろみの日記文庫。ケチは創意工夫に、ささやかなルールは暮らしの楽しさに。日常を見る目が少し変わる、元祖・日記本の真骨頂。
・グラフィックデザインの窓 / 乙辺さゆり・杉田聖司 編
1990〜2000年代生まれのグラフィックデザイナー9人による合同展「グラフィックデザインの窓」から生まれた一冊。対談や書き下ろし、展示記録を通して、それぞれの現在地と思考に迫ります。9人が手がけた異なる誌面デザインや、一枚ずつ手貼りされた表紙も魅力。いまのグラフィックデザインをめぐる、新たな視点を提示します。
・Calendar 2027 | Every day is a new day / Karel Martens
ヨーロッパを代表するグラフィックデザイナー、タイポグラファーであり、アーティストの一人である、カレル・マルテンスによる日めくりカレンダー。活版印刷のモノプリントの手法を活かして制作した、色鮮やかでユニークなタイポが毎日楽しめるカレンダーです。
・【ご予約受付中(9月中旬入荷予定)】Typodarium 2027 カレンダー
ドイツの出版社〈Hermann Schmidt〉が毎年刊行する、世界中のフォントを楽しめる日めくりカレンダー『Typodarium』。365日すべて異なるフォントを使用し、裏面には書体名やデザイナー情報も掲載。カレンダーとしてはもちろん、タイポグラフィーの資料集やインスピレーションソースとしても楽しめる、良質なペーパープロダクトです。
・ECDPOPO (10 inch) / ECDPOPO
2010年にリリースされ、長らく完売していたECDと神戸のチェンバー・スカ・バンド、popoによるコラボレーション作『ECDPOPO』が、16年の時を経てアナログ盤で再登場。穏やかな日常のなかにある緊張や葛藤、人生の悲喜こもごもを、ECDのラップとpopoの室内楽的なスカ/レゲエで描き出します。静かに暮らしに寄り添いながら、言葉が深く染み込む一枚。ジャケットは新たにシルクスクリーンで仕上げています。
・everybody everything soundtrack (LP) / ウィスット・ポンニミット
タイ在住のマンガ家/アニメーション作家、「タムくん」の愛称でも知られるウィスット・ポンニミットのピアノ・ソロ・アルバム、アナログ盤。アニメを上映しながら本人が生演奏でサウンドトラックを付けるという特異なスタイルのライヴでお馴染みの曲を、生ピアノで演奏した作品です。人それぞれの人生の悲喜交交を抱えて、ひとりの部屋に染みていくような大きな時間を感じる音楽だと思います。
RECOMMEND BOOK !
ひとつの「もの」にあれやこれやと情をかけ、過度にならない程度に慈しむことで、なにか身体ぜんたいをはずませ、ひいては心をもはずませるのだ。私はそれを、もののはずみ、と呼んでいる。
芥川賞をはじめ数々の文学賞を受賞し、静かな筆致で日常の風景や記憶を描いてきた作家・堀江敏幸による、古いものをめぐるエッセイ集が、白水Uブックス「堀江敏幸コレクション」に入りました。
フランスの古物市で出会った、愛すべき古いものたち。コーヒーミル、ドアノブ、熊のぬいぐるみ、活版活字入れ、カフェ・オレ・ボウル……。
ひとつの「もの」を手に取ると、それまで知らなかった誰かの暮らしや、遠い昔の時間がふっと立ち上がってくる。本書では、個性的な古物店の店主との会話から想像を膨らませ、ときにはその「もの」が辿ってきた歴史をひもときながら、フランス文学や自身の記憶へと自在に話を広げていきます。
古いものに刻まれた時間や、誰かの手に触れられてきた記憶に思いを馳せながら、ものと人、そして物語のあいだをゆっくりと行き来する。堀江敏幸ならではの繊細なまなざしが光る一冊です。
特に、Uブックス版刊行に寄せた長く、断片的なあとがきが素晴らしく、何度も読みました。(私はつい「もの」を「本」に引き寄せるし、木村敏の「あいだ」を思い出しながらなのですが)
きっと誰しもにある、本来の役割を超越した「もの」の存在が、私たちの日々を、はずませているのだと思う。
著者自身が撮影した写真62点に加え、片岡義男との「往復解説」、未収録原稿4篇、書き下ろし3篇、18頁にわたるあとがきを収録した永久保存版です。
枝葉末節な日々
今週の担当:(杏)
8/28(金) 朝、茄子とトマトととうもろこし、ピーマンの白だし煮。さつまいもとわかめの味噌汁、もち麦ごはん。夏休みあけで脳内のTO DO リストが大混乱。こういうときはいつも、追い詰められぎみだけど、今回は頭のなかに湯俣の川が流れ続けていてくれるので、よどまず、静かにいられる。私たちが帰った翌日、富山・石川が大雨で、湯俣山荘のインスタでも川が増水している様子が流れてくる。湯俣山荘付近を歩いていても、数年前に吊り橋が流されたり、川の氾濫で道がガレていたりとその痕跡はいくらでも残っている。甚大な被害が出ないとよいのだが。夜、もやしと玉ねぎのジンジャーソースポークソテー、さつまいもとわかめの味噌汁、夏野菜の白だし煮。久しぶりにスーパーに行って、安くなっていたサンマやら手羽元やらすぐにどうにかしなきゃいけないのばっかりを買ってしまった。深夜の台所で途方に暮れる。
8/29(土) 朝、さんまと梅、しめじとにんじんの炊きこみごはん、えのき、わかめ、油揚げの味噌汁、夏野菜の白だし煮。炊きこみごはんが大好きなよっさんなのだが、珍しくおかわりをしない。聞くと、わっ炊き込みごはんだ!と思ったけど、食べたらさんまで、がっかりしたのだそう。美味しくできたと思ったけどな~。今日は出張やまだしん灸DAY。ついでに私もみてもらうと、「筋肉の質がよくなった」と鶏肉みたいなコメントをいただく。夜、さんまの炊き込みごはん、味噌汁、小松菜と油揚げの煮もの、冷奴。ドラマ『災』のつづき。期待と絶望。因果が見つからないという救われなさ。繰り返されるピアノのフレーズが耳を離れない。
8/30(日) 朝、さんまの炊き込みごはん、もずくと豆腐の味噌汁、小松菜と油揚げの煮もの。夏休みあけの月末でプチパニック。経理仕事やらAUTHORの企画「OK COMPOST SELF」に向けた準備やら明日の聞き取りの予習やら。久しぶりに顔を出してくれたMさんが、就職が決まった、とご報告に来て下さる。前の職場でうまくいかなかったこともあって、しばらく働くのをお休みされていたので少し緊張もあるよう。私自身、会社員はうまくいかなかったのでなにもアドバイスできるようなことはないけれど、無理せずゆっくりとからだになじむ生き方を探していけるとよいなと思う。いろいろと話していたら、今見ているドラマ『災』と、映画『SIRAT』と、湯俣でみた、ある光景が浮かび上がってきた。湯俣川の温泉が湧いているところは、源泉なので当然熱い。素足で入ったら火傷してしまう。フィールドウォークの時、岩の上にバッタがとまっていた。何の気なしに見ていると、ぴょん、とバッタが川に飛び込んだ。「あ」とガイドさんが声をあげたその瞬間、バッタは仰向けで川面に浮かんだ。驚く暇もなかった。湯俣の、原始的な生命の躍動は死と隣り合わせにあって、それはなんというか、人間の感傷など追いつかないほどあっけらかんとしている。私たちは因果を求め、物語を語ることに躍起になるが、出来事は時にそれを凌駕する。もち麦ごはん(冷凍)、昨晩つくっておいた手羽元とゆで卵のさっぱり煮、残り物野菜炒め、もずくと豆腐の味噌汁。『災』のつづき。
8/31(月) 朝、昨日の夜ヨーグルトをかけてふやかしておいたはずのオートミールがまったくふやけていない。仕方がないのでまぜながら食べる。ふむ、これがオートミールか…。胃腸に気を使っているので「おなかの調子をととのえる」はしたい。悩ましいのが、腸を整えてくれる食物繊維は血糖値の急な上昇もおさえてくれるしコレステロールも排出してくれるし基本的にはいい感じだけど、そもそも体内で消化されないものだから消化不良の時にはよくないという。今の私にはどっちなんだ…と、ちょっとドキドキしながらとにかくゆっくり噛んで食べる。今日は午後からとあるプロジェクトの聞き取りで、数年前に読書会でご一緒した方にお話をお伺いしにいく。以前お会いした時もハツラツとされていて、とてもそうは見えなかったけれど90歳をこえていらっしゃって、戦争体験のことや40年以上続けてこられたお商売のことなどを聞かせていただく。時折、情景がありありと目に浮かぶような語りがあり、これは、その場に立った人でしか感じられないことだ、と、はっとする。帰り際、「面白おかしく話したけどさ、本当は涙なくしては語れないよ」とおっしゃった。店に帰ると、よっさんが暇すぎてすっかりやる気を失っていたので、ひとつずつ、やれることやろう、と励ます。明日、納品するAUTHORゆきの荷物づくりを終えて、はなまるうどん(消化にはよいとされているがそもそもグルテン)で夕飯をすませ(でもゆっくり噛んで食べる)、よっさんのこの夏の忘れ物、『オークストリートの異変』を観に行く。ハラハラドキドキして楽しかった。帰宅後、『災』の最終回。
9/1(火) 朝、残り物野菜炒めとじゃがいものオムレツ、梨、パン。今月中旬からの渡邉紘子さんの展示に向けて、小さな本をつくることになったので、平和紙業で紘子さんが作ってくれた本体部分に合わせるための表紙の紙を買いに行く。ELVIS PRESSで出版する時は大体1000部以上で作っているけれど、そういう時にはできないことが、こうやって少部数で手でつくる本ではできる。わっと心躍るものになるように楽しんでやりたい。夕方、北区のAUTHORさんへ、4日から始まる企画「OK COMPOST SELF」のための本を納品に行く。AUTHORさんでは、数年前、quitanというブランドの展示会に寄せて選書させていただく機会をいただいた。思った以上に反応をいただき、そこで『世界をきちんと~』を買ってくださった方がその後社内で読書会をしてくださったりと、思わぬ展開もあった。なにかに寄せて本を並べたときに発揮する本の作用を、普段よりも色濃く感じることができて、とても楽しかった。ありがたいことに再び声をかけていただいた今回は、AUTHORというお店そのものに寄せて本を選んだ。服と本という違いはあれども、小売店として長くこの地で商いをしている私たちには共通する感覚も多い。今回の企画に際してあれやこれやとおしゃべりをして、そこで感じたことや私たち自身が日頃考えていることもひっくるめて100タイトル強の本を選んだ。全体で「OK COMPOST SELF」を感じてもらえたらと思う。春日井から近所にお引越しされたAyimさんへ初来店。中東料理がメインで聞きなじみのないメニューも多くてワクワクする。フムス、バミヤ 、ファラフェル、焼きナスのグラタン、ブルグル、ケバブ…。何を食べてもめちゃくちゃ美味しく、気づけばお腹いっぱい。「これは中東関係ないんですけど、前の店の人気メニューで」とお話されていた、豚ミンチの柚子胡椒クリームパスタも、ジタバタしたいくらいに美味しい。デザートまで行きたかったけれど今回はここまで。 また来よう。帰りにふたたびAUTHORに寄ると、村松さんが本の陳列をはじめておられた。本の山を前に佇んでいる姿がまた素敵で、外から1枚盗撮させてもらう。AUTHORがどんな空間になるか、楽しみ。帰宅後、『災』劇場版を観る。ドラマ版とはまったく違う、という触れこみだったのであえて立て続けに観たのだけれど、これは、単独で観ていたら混乱していたかもしれない。描きたいことのエッセンスがより抽出されているのだろう、とは思った。
9/2(水) 朝、冷凍ごはんで鮭チャーハン、グレープフルーツ、巨峰。気圧のせいか、具合が微妙。おひさまが出ていないので、猫たちの機嫌もイマイチ。よっさんが「なんかベージュ流行り出してない?」と言うので気をつけてみてみると、同じマンションの駐車場にも2台、近所のあの家にもこの家にもベージュの車がとまっている。うちの車は、中古車を好きな色に塗ったよっさんのカスタムカラーなので、同じ車種で同じカラーの車はないのだけど、結果的に市販の車と同じ色になっているというのはちょっと複雑な心境。また、流行らせちゃったんじゃないの、とか軽口を言いながら出勤。まあそんなわけないけど。明日からスタートのKOKOLIS展の搬入。今回はYP. の洋服やコラボバッグなどもあって、物量がとにかくすごい!ほぼ毎年開催しているKOKOLIS展だけど、今回は常連の皆さまにも新鮮に観ていただけそう。夜、ひさしぶりによっさんの麻婆豆腐。たまごとわかめの中華スープ。もち米ごはん。たぐちごはんさんの辣油を使用したのでフルーティーな感じになった、という。不調の引き金がよっさんお手製の麻婆茄子だったので緊張感があったけれど、油に気をつけつつ美味しく食べることができた。治ってる、と思う。
9/3(木) 朝、グラノーラ、バナナ、キウイ。今日からKOKOLISの展示がスタート。私は美容院へ。登山好きの方なので、この夏に行った山の話を聞いたり、私が行った湯俣の話をしたり。山に行くと次の山に行きたくなる。私はひよわな永久の登山初心者だけど、山の中に身を置くことの良さは知っている。店に着いてギャラリーを覗くと、KOKOLIS展は人でいっぱいでよかった。今週はあいにくの天気だけど、昨年は暑すぎだったのでそれよりはましかもね、と話す。こればかりはどうしようもない。コンビニでアイスコーヒーを入れようと機械をあけたら、もうそこにアイスコーヒーがあった。狐につままれたような顔で、店員さんに、あの、淹れたままのコーヒーが入ってます、というと、二人の店員さんも狐つま顔になり、コーヒーを機械からはずして、いろんなことがあるわよね、とぽつりとおっしゃる。本当に。夜、豚しゃぶ、えのき、小松菜、しめじ、茄子のせいろ蒸し。もずくと豆腐の味噌汁。なんとなくものたりないな~と思っていたら、昨日作っておいたひじき煮を食べ忘れていた。先週、漢方医で「カーボラスト」をすすめられた。血糖値の急上昇を抑え、自律神経の安定をはかるため、炭水化物を食事の最後にする方法。その場では「なるほど!懐石料理やコース料理もそうですもんね!」などと物分かりのよい感じで帰ってきたが、家でやろうとするとなかなか難しい。丼やらうどんやらひと皿になっているものだとできないし、おかずを食べきってごはんだけを食べる、は、思った以上につまらなかった。調べると、先におかずを食べはじめ10分ほど経ってからごはんを食べる、という方法もあったのでそれをやってみてはいるが、日頃どれほど、あっという間に食事を終えてしまっているか、よくわかった。私がまだごはんに手をつけられていないのに、よっさんはもうあらかた食べ終えている。しかしそうしてみると、味の濃いおかずもごはんの量もそんなにいらなくなるので、なるほど、いろんなことが理にかなっているんだな、とは思う。思うけどね。ひとまず、ゆっくり噛んで、とにかくちんたら食べるように心がけてみる。秋のあれこれで状況がひっ迫してきているので、食後すぐに「ダダーン」とNetflixをたちあげるよっさんを引き留めて深夜ミーティング。
EXHIBITION INFORMATION

KOKOLIS exhibition vol.17
2025年9月3日(木)~7日(月)
※最終日は19時まで
革鞄・革小物ブランドKOKOLIS(ココリス)17回目の展示受注会。
新作はちょっとだけスポーティな雰囲気のショルダーバッグ。しなやかに体に馴染む、使い心地のよいバッグです。
また今回はアパレルブランドYP. @__yp.__ のお洋服も併せて展示販売いたします。
服とバッグのコーディネート提案。ダブルネームでの新しいアイテムも企画しています!
※KOKOLISの商品は基本的に受注生産となります(一部即売品もございます)。
展示品をベースに、革色や糸色、仕様をお選びいただけます。商品は3~4ヶ月後のお渡しとなります。
※YP. の商品は即売品のみとなります。すべてこの展示のために制作した一点ものの作品となります。
KOKOLIS
ハンドメイドの革鞄と小物のオーダーメイドブランド。気張らず使いやすいデザインと、長く愛用できる丈夫で丁寧なつくりにこだわり、デザインから染色、縫製、仕上げまで、一点一点すべて手作業で制作しています。
http://www.kokolis.jp/
instagram : kokolis_sk

渡邉紘子 個展『想像の昼寝』
2026年9月12日(土)~9月27日(日)
※9月22日(火祝)は営業、9月24日(木)は振替休業となります。
布やガラス、紙など身近な素材を組み合わせ、日常に潜む小さな喜びや記憶をすくい上げる立体作品/インスタレーションを制作するアーティスト、渡邉紘子の個展を開催します。
—
「想像の昼寝」
このタイトルに至るまでには、「自分のまね」→「マネ」→「草上の昼食」→「想像の昼寝」という連想がありました。
(「草上(そうじょう)」を上手く発音できず、「昼食」と書きたいのにどうしても「昼寝」と書いてしまうことから生まれた言葉です。)
初めのうちは全くやったことのない表現に挑もうと試行錯誤していたのですが、途中でとても辛くなってしまいました。
そんな中、ふと思いついた展示風景が、以前自分が作ったものとよく似ていることに気がつきました。
人のまねはもちろん、自分の過去作の焼き直しもしたくない。そう思っていたはずなのに、何かを作るということは、結局自分の中にあるものを引き出し、知らず知らずのうちに「自分のまね」を繰り返していることなのかもしれない。それならいっそのこと意識的に「自分のまね」をしてみようと決めたら、新しいアイデアが浮かんできたりもしています。
『草上の昼食』を描いたマネ自身も過去の名画から着想を得ており、その作品もまた多くの作家によってオマージュされ続けていることを知りました。
「まね」から始まった制作にまだ少し抵抗感を抱きつつも、このタイトルのように思考を連想させ、まだ知らない場所へ辿り着くことができたらと思っています。
渡邉紘子
1981年生まれ。多摩美術大学 テキスタイルデザイン専攻卒業。University of Art and Design Helsinki留学。日常の小さな出来事をテーマに、布やガラスなどを使用したオブジェやインスタレーションを制作している。2020年 代々木上原にアトリエ兼多目的スペース「April Shop」をオープン。
https://www.instagram.com/hirocoro43/

足立涼 個展『I Want To Check The Shape Of Trees』
2026年10月3日(土)~10月12日(月)
\\ トークイベント:10月3日(土) 17:00~ //
登壇:
足立涼(写真家)
加納大輔(グラフィックデザイナー)
平井彰(加藤文明社/atelier gray プリンティングディレクター)
入場無料
写真家・足立涼の写真集「I Want To Check The Shape Of Trees」の出版に伴い、同タイトルの展覧会を、Art Space & Cafe BarrackとON READINGにて同時開催します。
昨年末に出版した同写真集は、2020年以降の様々な世界的な事象や個人の環境の変化などを経て顕在化した「家の中」と「外」という異なる二つの空間同士、さらにそれに伴う「他者」と「個人」の関係性をテーマとして構成した写真集でした。
写真集の発売に合わせて展覧会を開催するにあたり、写真集が持つ「家と外、他者と個人との関係性」という上記のテーマに呼応するように、展覧会と写真集が断絶なく接続され、写真集を構成する空間的な連なりや事象を3次元の展示空間に、2会場それぞれ異なったアプローチで展開することを試みます。
足立涼 / RYO ADACHI
写真家。1989 年岐阜県生まれ。
愛知県立芸術大学大学院 博士前期過程 美術研究科修了。
「写真の同時性」に着目し作品を制作する。
2020 年、時間や空間の変化によって起こる不在・消失とそれに伴う コミュニケーションの在り方をコンセプトとしたシリーズ「Other space, Other points」を発表。同作品の巡回展を日本各地で開催。 受賞歴にIMA next #45 SCENE Judge:川田喜久治 ショートリスト。現在、東京都在住。
https://www.instagram.com/adachiryoppm/
https://www.adachiryo.com/
♪ Now Listening
Piano Works (2016-2026) / John Carroll Kirby
メロウでドリーミー、ジャズからアンビエントまでを自在に飲み込むプロデューサー/ピアニスト、ジョン・キャロル・カービーのピアノアルバム。めっちゃよい。
今週はこのあたりで。
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