NEWSLETTER FROM ON READING 2025.11.14
こんにちは、ON READINGの黒田義隆(義)と黒田杏子(杏)です。個人的な山場をなんとかクリアして、気分すっきり!TEMPORAものこりわずか!どんどん良いお店になっていっております。寂しいな~~。。。しかし、12月にはTOKYO ART BOOK FAIR & 新刊ローンチ!と、このまま突っ走る感じです。ぶっ倒れないぞ!皆さまも季節の変わり目、どうぞご自愛くださいませ。
NEWS
あと2週間で終了です!さびしい~!あっという間!
国際芸術祭「あいち2025」が開催される2025年9月13日~11月30日の期間中、愛知芸術文化センターB2にて、ON READINGが期間限定のミュージアムショップ『TEMPORA(テンポラ)』をオープン。
様々なプレーヤーと協働しながら、アートブック、書籍(新刊・古書)を中心に、スーベニアとなるようなオリジナルアイテム、地元ゆかりのクリエイターたちによるプロダクトやグッズ等も販売するほか、ギャラリースペースを設け、展示企画やポップアップも開催し、ミュージアムショップの新たな可能性を提示していきます。芸術祭もぜひ、観に行ってくださいね!今回、かなり興味深い展覧会になってますよ!
2025年9月13日~11月30日
愛知県芸術文化センター地下二階
営業時間:10:00~18:00(金曜日は~20:00)
月曜定休(祝日の場合は営業、翌日休)
地下鉄栄駅・オアシス21から直結
【TEMPORA EXHIBITION-04】“A Petal of Life”YUKO KAN Exhibition
2025年11月11日(火)~11月30日(日)
TEMPORAの最後の展示を飾るのは菅祐子さんです!過去最大の作品も展示しております。
展示作品はすべて販売しております。早いもの勝ちですよ~!
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家の庭や屋外の作業場にはたくさんの虫やいきものたちがやってきます。虫に興味を持ち始めた息子のおかげで私も彼らの存在を以前より愛おしく感じるようになりました。ブーブー大きな蜂の羽音、光の中で踊る蝶、真夜中の透明な蝉の羽化、オケラやカエルの大合唱。小さないのちたちが大きな花のように広がってこの世界を彩っています。
(菅 祐子)
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菅祐子 Yuko Kan
1981年京都生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科版画専攻修了。木版画の様々な技法を用いながら、独自の世界を表現する。2016年より木彫刻の制作を始め、2020年からは岐阜県・多治見市に拠点を移し陶作品にも取り組んでいる。
@yuko_kan
入荷情報 PICK UP
・まぁまぁマガジン 26号「按田優子という宇宙」
服部みれいが編集長をつとめる、詩とインタビューの雑誌『まぁまぁマガジン』。最新号の特集は、「按田優子という宇宙」。料理家であり、東京・代々木上原の大人気の水餃子を提供し、ミシュランガイド・ビブグルマン8年連続掲載のお店、按田餃子」の店主、按田優子さんにスポットをあてた一冊丸ごと特集号。
・Kougaku Sadō 好学茶道 / 明禾(好学茶会)
茶の湯を学びながら自由に楽しむ場『好学茶会』による、茶を身近にもっと楽しむための実験的アートブック。茶道が持つ美しい感性とユニークな遊び心の観点から、コラム・写真・イラスト・論文などで茶道の魅力と新たな可能性を紹介しています。
・近く訪れる彗星 / 佐々木里菜
誰にも頼まれていないのに一人で日記の本を作り続ける著者・佐々木による約3年半ぶりの長編日記。運命が壊れ、本が売れ、テレビに出て、那須に逃げる。さなぎを見守り、羽化させ、旅立たせ、静かに壊れていきながらも走り続けた日々の記録。旅立っていった小さな命たちにはもう二度と会えない。
・Personal matters 結婚のこと / 星野文月
結婚に憧れを抱けず、どこか抵抗感を感じていたエッセイスト、ライターの星野文月が、実際に結婚してから直面した葛藤や揺らぎを綴ったルポ・エッセイ。結婚、家族、セクシュアリティ。制度や常識、社会という枠組みの中で感じる違和感や居心地の悪さ。“人と一緒に生きる”ことと“自分のままでいる”ことのあいだで揺れながら綴った書き下ろし。
・MOMENT issue 05 島をきく、森をよむ、街にさわる
"いまここ=ローカル"を読み解き、あらゆる地域や分野を横断しながら、新しい都市のあり方を探索する人たちのためのトランスローカル・マガジン『MOMENT』。今号の特集は「島をきく、森をよむ、街にさわる」。まちのざわめきや漂う⾹り、ものごとの⼿ざわりを通して、場所と私たちを結ぶべつの回路を探ります。
・Ilmm: Design Journal #3
プロダクトとインテリアを軸にして、建築やグラフィックなどを含めた広範な領域のデザインを専門に扱うインディペンデントマガジン『Ilmm』の第3号。今号では、ジャスパー・モリソン、ミュラー・ヴァン・セヴェレン、TAKT PROJECT、リンデ・フレイヤ・タンゲルダー、サム・シャーメイエフ、クオデュオ、山野アンダーソン陽子、太田琢人、マリオ・ツァイ、ポーリーン・デルトゥアらが登場します。
・デレク・ジャーマン:ダンジネスの陰影に楽園を / 奥宮誠次
写真家、奥宮誠次がデレク・ジャーマンのダンジェネスの庭に通い続け撮影した写真集。デレクの死後、英国の芸術劇場で催された回顧展に出展するはずが、訳あって奥宮さんの写真の多くが紛失しました。時は流れ、残されたわずかな写真で本書は構成されています。
・数学と恋愛 / 東 京祐
女性のポートレートを中心にファッション・広告・音楽などジャンルを問わずに第一線で活躍する写真家・東京祐が、女優・天野はなを被写体に台湾で撮り下ろした写真集。写真家自らの「苦手なこと」をタイトルに掲げ、演出や関係性に頼らない誠実な距離感と台湾の空気を、さりげなくも圧倒的な技術力で写し出した一冊。
RECOMMEND BOOK !
お待たせいたしました!
心に響いた光景をペン一本で丁寧に素朴に描き出す、魅力的な線画で知られる広島在住の素描家・shunshunさんの『二十四節気暦』。こちらは2月3日の立春からはじまる暦です。
1年を24等分し、約15日ごとの節気に分けて、鳥や花、気象などの様子でそれぞれの季節が表現されている二十四節気。
暦のリズムで暮らしていると、季節の移り変わりが以前より感じられるようになってきた気がします。
いつもレジの横に飾っているのですが、来年のものと見比べていたら、今年の暦にはなかったひとことが加わっていたり、フォントが変わっていたりと、リピーターの方も楽しめる細やかな工夫が嬉しいですね。shunshunさんの愛らしいイラストとともに、季節の移ろいをお楽しみください。
特製箔押ケース入り。
枝葉末節な日々
今週の担当:(杏)
11/7(金) 『それがやさしさじゃ困る 』(赤々舎)刊行記念として、鳥羽和久さんと本書の写真を撮った植本一子さんのトークイベント。鳥羽さんのトークは2度目、いっちゃんはもう、何度目かわからない。鳥羽さんの運営する学習塾とらきつねでは、幾度となく言葉を交わしてきた二人の対談は、リラックスした雰囲気で始まった。鳥羽さんの最初の著作『親子の手帖』刊行時に帯文を依頼したところから始まった二人の関係や、『それが~』に掲載されている写真の撮影裏話、高校生と中学生の親である自分が子どもたちにしてあげられることなど。一子ウォッチャーでもある鳥羽さんの「”母として”として書く、ということを背負わず、ひとりの”私”として書くということをずっとやってきた人」という言葉から始まり、これは本当にそうだと思うけれど、これまでうちで開催したトークのなかでは一番、KちゃんEちゃんの”親”であるいっちゃんを見た、と思う。鳥羽さんの「問いに対して真正面から答えるのではなく、すこしずらしておしゃべりをする」という話、いっちゃんの「私が望んでいたことは、人と心を通わせる、ということだったんだとわかった」という話。すごく大事なことを分けてもらったようなトークだった。終了後、みんなで味仙へ。青菜炒め、酢豚、炒飯、トマトと玉子の炒め物、麻婆豆腐、水餃子、ごま団子、台湾ラーメン。バランスよく頼めて美味しかった。
11/8(土) TEMPORAでは熱田区と阿久比町に店舗をかまえるベーリングプラントさんがPOP UPに来てくれる。まきさんは、打ち合わせの時からノリノリで「ドリップコーヒー一本でいきます!あとはトークで!」と力強かったけど、めちゃくちゃたくさんの焼き菓子を持ってきてくれた。カウンターがお菓子でいっぱいになってコーヒーのいい香りがして、スタッフのAさんHちゃんも、ふぁ~と言っている。今回は、香りのチャートを持ってきてくれていて、これが面白かった。自分が感じた香りが「ナッツ」なのか「フルーツ」なのか、さらにその中で「ライチ」なのか「グレープフルーツ」なのかというのが、細分化して見られるチャートで、ひとことでコーヒーといっても、こんなに多様な香りがあるんだな、と思う。「カビ」とか「汚れた靴下」のようなネガティブな表現もあって面白かった。ON READINGへ移動する前に、タルトを購入して朝ごはんとする。これじゃ足りないかな?と思ったが、とんでもない。食べ応え満載のずっしりさで、全然お腹がへらなかった。ON READINGではTEMPORA用の発注作業。11月末の閉店なので、発注のさじ加減がそろそろ難しい。今回は交渉可能な版元や取次には委託でお願いしていて、そのひとつである取次の八木書店への発注は今回が最後になりそう。三連休前までに手配可能なものだけを発注したいというリクエストも添えてみた。これ以降は、納品スピードの早い子どもの文化普及協会やトランスビュー、版元との直取引で発注していく。最後まで見ごたえのある棚にしたいと思うが、買取分も多く、1店舗分できるほどの在庫量が残ることを考えると、今から気が重い。発注って、信頼だなと思う。お客さんへの、そして場への。今回TEMPORAをやってみて、最初からON READINGとは違う店だという前提でラインナップも決めていったけれど、はじまってからは通常の店と同じく、お客さんとの綱引きで棚ができていく。これが売れたならこれもいけそうかな、これがあんまりならこうしてみるか。本を通してのコミュニケーションで棚が熟成されていく。もちろん、わずか2か月半では限界があるが、それでも十分にON READINGとは確実に違う棚づくりができたと思う。ON READINGではもうすこし、具体的な顔が見える形での綱引きがあるが、TEMPORAはそれよりもうちょっと「場」に対する信頼や、提案、期待のようなものが発注という作業には含まれていると思う。TEMPORAを訪れる人が「面白そう」と思ってもらえるような、展示を観た後の心情や好奇心に寄り添うような。まだ見ぬあなたへ届きますように。夜、TEMPORAに忘れ物をしたので栄へ戻ることに。自分の失敗でテンションだだ下がりなので、せめてなにか喜びを…と、そうだついでにごはんを食べて帰ろう!と楽しい気持ちになろうと努力する。なぜかやきとりが食べたくなり、以前から行ってみたかったやきとりの「秋吉」に行ってみるも、今日に限って早じまい。では、と以前何度か行ったことのある名東区の扇屋に足をのばすと、跡形もない。ずいぶん前に閉店したらしい。行くとなんか楽し気な気持ちになるコナズコーヒーへ!閉まっている。二日連続だけど味仙だ!こちらも閉まっている。移動しているだけで時間が経ってしまった。食いっぱぐれて、結局、近所の「焼きたてのかるび」。よっさんは王道カルビラーメン。私は牛タン定食、ユッケジャンスープ付。ここはスープがメインなのが、とてもいい。ちょっと残業しているともうどこも営業しておらず、食いっぱぐれがちは私たちは、めちゃくちゃ助けられている。
11/9(日) 朝、たかみくんをピックアップしてTEMPORAへ。先週のTEMPORA BOOK CLUBに続き金曜にもFONSさんでの読書会に参加してきたたかみくん。「全く違っていてめちゃくちゃ面白かった」と、読書会というもののバリエーションの豊かさに興味が湧いたらしい。先日の鳥羽×植本トークで出てきた「非構成的エンカウンターグループ」やオープンダイアローグのこと、先週、Hちゃんの地元、新城に遊びに行ったときに聞いたHちゃんが最近参加したふたつの対話の場について。ひとつは哲学対話、もう一つはYoutubeから派生した対話の会。それぞれがそれぞれで、永井・磯崎WSを経た私も今、対話の場には興味津々である。いろんな人のいろんな対話体験について聞いてみたい。無数に可能性がありそう。今日、TEMPORAは川名のカフェharu.さんが出店してくださっている。8種類の豆をご用意されていて、リクエストやイメージからその場で即興でブレンドをするという。そんなことできるの!と驚く私に「今日は、自分たちが楽しめることをやりたくて」という。特別なクッキー缶や、お菓子の製造過程で出る半端な部分から作られたラスクなど。TEMPORAご出店のお誘いをさせていただいたとき、目を輝かせて「絶対やりたい」といってくださったことを思い出す。静かに、けれど強い意志を感じさせるおふたりに、絶対的な信頼を感じた。きっとずっと考えてくださっていたのだ。この場で何をするのがよいのかを。お菓子を買わせていただいてON READINGへ。TEMPORAの華やぎとは裏腹に、平日みたいな売上で震えるが、その分ハリハリと働く。夜、白菜、さつまいも、油揚げなど冷蔵庫にあるもので、鶏肉、鶏白湯鍋。大根を下ゆでする。
11/10(月) ON READINGはゆいちゃんにお任せしてTEMPORAへ。今日はmornquiltの搬出作業と、菅裕子さんの搬入作業の日。菅さんも、もう何度もON READINGで展示をしてくださっているけれど、毎回新しいチャレンジがあったり、作品の変化があって荷ほどきをする度にワクワクする。今回もたたらで作られたなめらかな造形がこれまでにないもので、曲線が美しい。そして、突き当りの壁面に、巨大な立体壁画を飾るという。これは肩、これは手、これは足、これは胴体。バラバラに包まれたパーツを並べて、さあ、どう設置しよう?と顔を見合わせる。それぞれのパーツの後ろ側に二つの穴があいていて、壁にビスを打ち込んでひっかけるのだが、穴の位置をどう計測できるのかがわからない。大きな一枚の紙、A4の紙をつなぎあわせて、プチプチ…といろんな素材にトレースして壁に移してみるもうまくいかず、最終的に本にカバーをかけるのにつかっているOPPロールフィルムにたどり着く。ここまででもう4時間が経過していた。パートナーのDくんからの電話に「まだ1個も設置できてない。序の口。遅くなります」と答えている。細かな調整をしながら、ふたりの人間と太陽、鳥の立体壁画の設置が終了。めちゃくちゃ素敵な作品!!!このままどこかの公共施設で展示してほしい。駅とか児童館とか図書館とか。菅さんにとっても、人生イチの大きさで「やってみたかった」とのこと。TEMPORAが、こうやって誰かの挑戦の場になっていることが、なによりの喜び。多くの方に観ていただきたい。閉館の22時ギリギリまで粘って、ようやく完成!久しぶりに搬入に10時間かかった…。菅さんを見送り、帰りがてら夕食を食べて帰ろうと思ったが、時間も遅くて思いつかず、結局家の近所のメルスへ。ここは深夜の3時まで営業していて、夜遅ければ遅いほど混んでいる。移転してから何度か行っているが、「にんにくピラフ ホワイトソースがけ」が名物のこってり自慢の店で、私はいまだに何を頼んだらいいのかわからずにいる。これまで、「おろしとんかつ定食」「イカおろしスパゲッティー」など、何とかさっぱりしようと抵抗を試みてきたが、今回は以前から気になっていた「たらこスパゲッティ―」。うん、しょっぱい。食べながら、TEMPORAスタッフのHちゃん、ここ知ってるかな、と話す。無類の濃い味好きなのだ。よっさんが注文した「ベーコンと野菜のあんかけスパゲッティ」が、意外にもさっぱりして野菜も入っていて美味しい。ベストアンサー、これなのかも。
11/11(火) 菅さん展初日。開店ギリギリでTEMPORAに到着すると、すでにシャッター前でお待ちくださっている方が数名。オープンと同時にギャラリースペースはいっぱいになった。あっという間にお持ち帰りいただける置き型のオブジェが少なくなってしまったので、菅さんが午後にたくさん追加を持ってきてくれた。それにしても、芸文センターの空調が暑い。ON READINGが激寒なので、それに比べたらずいぶん薄着をしてきたつもりだったがずっとじっとり汗ばんでいる。そのうち、けほけほ、と咳が出てきておしゃべりもままならなくなってきた。これはやばい、とオアシス21のマツキヨに走って、「のどしっとりマスク」「龍角散ダイレクト」「プロポリスのど飴」などを購入。すぐに効いて咳はとまったけど、油断大敵である。慢性的な疲労に加えて、急な寒さ、乾燥。スタッフのNさんが「ここにいると自律神経が乱れて、夕方気持ち悪くなってくる」と言っていて、それはいかん!と管理室に温度をさげてもらえるようにお願いする。空調が店舗部分だけ切り離されていないので、簡単には調整できないとの返答だけど、体調を崩しては元も子もなく。都度、お願いするしかなさそう。閉店後、菅さんと東桜パクチーへ。カオソーイ、パッタイ、マッサマンカレー、ソムタム、生春巻きなど頼んだところで、パートナーのDくんからSOSの電話が入ったので、がつがつ食べて早めに解散。どれもこれもおいしかった。帰宅後、昨日、Kさんが差し入れでくださったしょうが湯と、景子さんがくれたみかん。ジャストタイミングとはこのことだ。
11/12(水) よっさんは朝5時半に家を出て、nakabanさんの作品集の印刷立ち合いに、東京へ。私は昨日一日いたので今朝はTEMPORAへは行かず、少し早めにON READINGへ出勤。客数は少ないものの、お久しぶりの方やお話したい方が次々と来てくださって嬉しい日。ずっと会いたかったけど会えずにいたTさんが来てくれて、ここ半年くらいの話をダイジェストで聞く。今は近年で一番、眠れているかも。とのこと。本当に何よりだと心から思う。いろいろあるぜ、人生。「まちの記憶を呼び起こすプロジェクト in 中区」に参加してくれたMさんがご来店。いよいよ今週末がエッセイの〆切なので、書きながら聞きたくなったことや悩んでいることなどを話しに来てくれた。Mさんも今いる場所で、読書会をやっているそうで、そうした「場のひらきかた」についても。このプロジェクトが、「書く」という楽しさに触れるいい機会になってくれたらと思う。どんなエッセイが集まるのか本当に楽しみ。夜になるにつれ、からだの重だるさが強くなってくる。休み明けなので入荷の段ボールが山積みなのだが、まったく手が付けられぬままに帰宅。お義母さんが持ってきてくれた鰆の粕漬け、大根とあおさの味噌汁、お母さんが置いていってくれたゴマ豆腐。熱を測ってみると36.7℃と超微熱。本当は大根煮たかったけど洗濯物だけやって、アクエリアスと着替えを枕元に置いてmornquiltさんがくれたナイトリカバーと葛根湯を飲んでなんとか23時半頃に就寝。間もなく、よっさんが帰ってきた。
11/13(木) 起床。36.5℃。どうやら踏みとどまれたようだ。よっさんも出張明けでお疲れなので、今日もTEMPORAには行かないことにして、スタッフのグループラインに申し送りを送る。お任せあれ!と心強い返事が来てほっとする。皆のおかげ…。助かる…。朝、大根とわかめの味噌汁、ハムエッグ、ごま豆腐。韓国文学のフェス「K-BOOKフェスティバル」が今年も開催される。クオンさんなど、日本での韓国文学のブームを牽引してきた出版社さんが企画運営されているもので、韓国文学の著者や翻訳者、編集者、デザイナー、出版社などが登壇するトークイベントなどが多数行われている。加えて全国の参加書店では同タイミングで韓国文学のフェアを開催するというもの。例年参加していたけれど、去年、今年と二年連続で参加できていない。プログラムをみていたら、今年は私の大好きな『ショウコの微笑』『明るい夜』の、チェ・ウニョンさんが来日される!これまでアンケートでも毎回「チェ・ウニョンさんを特集してください」とか書いていたのに。なんてこったい。しかしウニョンさんは今月2冊の新刊が刊行されるので、そちらはとっても楽しみ。夜、大根と鶏肉の炒め煮、ピーマンとじゃがいもの酢炒め、大根とわかめの味噌汁。ご飯を食べながら、よっさんが東京駅内で迷ってケンエレのガチャガチャにたどり着けなかった顛末を聞いていたらみるみる体力が回復してきた。就寝前、今日〆切のテキストがあったのを思い出して愕然とする。
EXHIBITION INFORMATION
2025年11月15日(土) ~ 11月29日(土) ON READING GALLERY
福士遥 個展『みちて、ひいて』
※初日は福士さんも17時ごろまで在廊。菓子屋おむすびによる特製菓子の販売も。
こちらもずっと楽しみにしている展示。不思議なテクスチャーのガラスの壁掛けオブジェ。めちゃくちゃ素敵です。しかもおやさしい価格帯。
光と闇、喜びと悲しみ、夢と現実。相反するものたちのなかを行き来しながら、繰り返される日々。その大きな流れの中で、バランスを取ろうと漂う自分。色や形の明るさの奥に潜む小さな影や、滲む稜線の中に浮かぶ遠い記憶を感じていただけたら嬉しいです。
福士 遥 / FUKUSHI HARUKA
主にパート・ド・ヴェールという技法を使い、ガラス素材を電気炉で成形して作品づくりをしています。ガラスの粒が溶ける時に空気を抱き込んでできる質感は、やわらかく、独特の光をたたえていて、その様子は、曖昧だけど親しい、記憶のなかの光景とよく似ていると思います。 フォルムの中に絵を描くような意識で、くらしや壁面をいろどる作品の制作を行っています。
https://www.fukushiharuka.com/
https://www.instagram.com/fukushiharuka
♪ Now Listening
Small Talk / Whitney
ここ数年の個人的ベストバンド、Whitneyの待ちに待ったニューアルバムがリリース!正直、前作はいいっちゃいいけどな~、だったけど、本作はめちゃくちゃ良い。嬉しいな~。
今週はこのあたりで。
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