NEWSLETTER FROM ON READING 2025.11.08

名古屋のbookshop & gallery ON READINGから、週に一度のニュースレターをお届けします。
ON READING 2025.11.08
誰でも

こんにちは、ON READINGの黒田義隆(義)と黒田杏子(杏)です。いやあ、乾燥してますね!鼻と喉、全身の皮膚からも乾燥を感じています。さくちゃん(猫)の被毛も静電気でパチパチ。めちゃくちゃ免疫さがってそうなので、戯れにマスクをしたりして保湿に努めております。今年はまだ倒れられないぞ…!この半年ほどの一大プロジェクトであったTEMPORAがいよいよあと3週間で閉店です。皆様のご来店をお待ちしております!(多分ここから毎週言いそう。)(杏)

***

NEWS

あと3週間で終了です!

国際芸術祭「あいち2025」が開催される2025年9月13日~11月30日の期間中、愛知芸術文化センターB2にて、ON READINGが期間限定のミュージアムショップ『TEMPORA(テンポラ)』をオープン。

様々なプレーヤーと協働しながら、アートブック、書籍(新刊・古書)を中心に、スーベニアとなるようなオリジナルアイテム、地元ゆかりのクリエイターたちによるプロダクトやグッズ等も販売するほか、ギャラリースペースを設け、展示企画やポップアップも開催し、ミュージアムショップの新たな可能性を提示していきます。芸術祭もぜひ、観に行ってくださいね!今回、かなり興味深い展覧会になってますよ!

https://www.instagram.com/tempora2025/

2025年9月13日~11月30日
愛知県芸術文化センター地下二階
営業時間:10:00~18:00(金曜日は~20:00)
月曜定休(祝日の場合は営業、翌日休)
地下鉄栄駅・オアシス21から直結  

【TEMPORA EXHIBITION-04】
“A Petal of Life”YUKO KAN Exhibition
2025年11月11日(火)~11月30日(日)

TEMPORAの最後の展示を飾るのは菅祐子さんです!
ーーー
家の庭や屋外の作業場にはたくさんの虫やいきものたちがやってきます。虫に興味を持ち始めた息子のおかげで私も彼らの存在を以前より愛おしく感じるようになりました。ブーブー大きな蜂の羽音、光の中で踊る蝶、真夜中の透明な蝉の羽化、オケラやカエルの大合唱。小さないのちたちが大きな花のように広がってこの世界を彩っています。
(菅 祐子)

ーーー

菅祐子 Yuko Kan
1981年京都生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科版画専攻修了。木版画の様々な技法を用いながら、独自の世界を表現する。2016年より木彫刻の制作を始め、2020年からは岐阜県・多治見市に拠点を移し陶作品にも取り組んでいる。
@yuko_kan

***

入荷情報 PICK UP

これがそうなのか / 永井玲衣
  『水中の哲学者たち』で一躍話題となった哲学者・永井玲衣は、ことばに支えられながら、世界を見つめ続ける――。過去から現在までの著者自身を縦断し、読者とともにこの社会を考える珠玉のエッセイ集。

【ご予約受付中(11月23日発売予定)】国際芸術祭「あいち2025」公式カタログ
国際芸術祭「あいち2025」の参加アーティスト62組による展示・公演作品の写真や解説を網羅した公式カタログ。panpanyaによる漫画《何物》小冊子の付録付き!

【ご予約受付中(11月15日発売予定)】2026年度版『二十四節気暦』/ shunshun
毎年大人気!心に響いた光景をペン一本で丁寧に素朴に描き出す、魅力的な線画で知られる広島在住の素描家・shunshunによる暦。旧暦で季節を表すために用いられていた二十四節気を用いています。

【サイン本】それがやさしさじゃ困る / 鳥羽和久 (著)、植本一子(写真)
福岡で単位制高校や書店を併設した学習塾を経営しながら、作家、文筆家としても活躍している鳥羽和久が綴った、学び・進路・日常相談と一年の日記から、関係がほどける瞬間を見つめる教育エッセイ。鳥羽さん、植本さんのWサイン入りで再入荷です!

BALLONS / Jens Klein
ドイツ人写真家イェンス・クラインの作品集。東西ドイツ分断期、西側から東側へ思想的メッセージを運んだ風船を題材に、シュタージ(東独国家保安省)のアーカイブ写真と飛行記録を収録。当時の町並みや人々の日常を通して、政治と日常が交錯する時代の断片を映し出す。

CHAIR: 500 DESIGNS THAT MATTER
デザイン史における革新的かつ影響力の大きい名椅子500脚を収録する作品集。11世紀から現代の最先端チェアまで、これまでになく椅子という存在を称賛する一冊。

L IS FOR LOOK - CHILDREN’S PHOTOBOOKS
世界各国の子ども向けフォトブックを紹介する作品集。1930年代以降、写真のリアリティを生かした教育的表現として発展し、ABCブックや童話の再解釈など100冊以上を収録。

WILDMAN FEVER! / Ruben Lundgren
北京拠点のオランダ人フォトグラファー兼キュレーター、ルーベン・ランドグレンの作品集。文化大革命後、中国で科学者や市民の関心が「野人(イェレン)」伝説に集まり、足跡や毛のサンプル調査が行われた現象を記録。公式調査と民間報告を通して生まれた全国的ブームをアーカイブ形式で紹介する一冊。

***

RECOMMEND BOOK !

あらゆる可能性は枝分かれしていて、本屋に行くだけで、その道は、世界でたった一つの道になる。店主と話しても、話さなくても、本を買っても、買わなくても、長く居ても、長くは居られなくても、棚を見つめても、素通りしても、その道は、手作りの一点ものだ。

相田冬二『あなたがいたから 45の独立書店をめぐる旅』より

ライター、ノベライザー、映画批評家の相田冬二さんが、1999年から2024年の間で劇場用パンフレットに寄稿した作品評101篇を収録した『あなたがいるから』。

当店でも人気の一冊で何度かの重版・再入荷を経て、先日、増補版も刊行されました。

本書は、相田さんが『あなたがいるから』を扱っている全国の独立書店45店を訪れたエッセイ集。

はじめての自費出版、はじめて訪れる店で感じること、はじめて会う人と交わす言葉、はじめてのブックイベント出店で、自分の本を読者に直接手渡すことーー。

本書には、相田さんが『あなたがいるから』の重版分を当店へ直接納品に来てくださったときのことが書かれている。

私は毎日ここにいるけれど、私には絶対に見ることのできない景色がある。

相田さんに書かれたON READINGは、私の知らない顔をしていて、すこし羨ましいと思った。

「はじめまして」は一度しかない。本書にはたくさんの「はじめまして」が書かれていて、それが眩しいほどに印象的に感じていた。

ところが今、自分が書いた『あなたがいるから』のインスタの紹介文を見たら、

「いま、なにかがはじまった。映画はよく旅にたとえられますが、旅のはじまりを遺しておきたい。その旅がどんな経路を迎えることになろうとも、どこにたどり着くことになろうとも、なにかがはじまったことには価値がある。映画を見終えたばかリのあなたと、そのはじまりを共有したい。」という相田さんの文章を引用していて驚いた。

そうか、相田さんは映画の、そして旅の「はじまり」を書く人だったんだ。

これまでの書店ガイドとは全く違う、書店をめぐる「はじめまして」の旅の記録。

これを読んで書店を訪れても、きっとあなたは全く違う印象をもつだろう。だけど、それがいい。店も本も、開くたびにその姿を変えるものなのだから。

前書につづき装画は箕輪麻紀子さんによるもの。窓の外を歩いているのはもしかして…?

『あなたがいるから』と合わせて是非。

***

枝葉末節な日々

今週の担当:(義)

10/31(金)  朝、豚汁うどん。一旦ON READINGに行ってからTEMPORAへ。細々とした仕事を片付けつつ、今日搬入のmornquiltのいさじさんたちの到着を待つ。途中休憩に出て、オアシス21が全店舗休みだということを思いだす。ハロウィンのための規制らしい。ハロウィンって栄でもそんなに大変なことになるのかな?テレビで観る渋谷の様子くらいしか想像ができない。仕方なく隣のNHKビルのセブンイレブンまで飲み物とパンを買いに行く。TEMPORAに戻ると丁度、いさじさんたちも到着したところ。車からたっぷりのクッションや、布もの、お菓子を運び込む。今回の展示では、いさじさんが紹介してくれた、atelier une placeの鈴木春さんの作品も一緒に展示してもらうことに。春さんは手彫りのスタンプを使って、ハンカチやクロス、バッグなどを制作している作家さん。え?これ手彫りですか?と驚くほど繊細な絵柄が、センス良く配置されたクロスやハンカチが早速素敵すぎる。ふたりのコラボ作品も作っていただいていて、これは争奪戦の予感しかない。さらにミモザさんも特別なお菓子の瓶詰めを持ってきてくれて、にぎやかな展示になった。途中、本日、芸術劇場で行われるパフォーマンスの音楽を担当した、mmm(ミーマイモー)さんが寄ってくれた。mmmさんは大大大好きなSSWのひとりで以前、見汐麻衣さんとのユニット、Aniss&LacancaのライブをON READINGでも開催してくれている。久しぶりにお会いできてうれしい。もうすぐ発売される新譜も超楽しみにしている。展示をなんとか仕上げて8時過ぎに退店。その足で鷹見くんちに向かう。今日はTEMPORAの内装チーム・鷹見くんと裕太くんとでMTGごはん。今回TEMPORAで作った什器等は終了後、誰かに譲ってその後も使ってもらうまでがコンセプト。その他の設えや商品在庫なども12月中にはすべて撤収して片付けないといけないので、スケジュールなどを確認していく。しかし、その後の在庫の置き場など考えるとゾッとする。。。とはいえ、会期終了間近で来客も多いときに棚がスカスカなのもどうか、という感じで、発注加減が難しすぎる。裕太くんが作って持ってきてくれた唐揚げとピーナッツごはんがとても美味しい。24時超えたところで解散。

11/1(土) 眠い目をこすりながら無理やり起床、出発し、9時にTEMPORAに着いて、オープン前までにいそいそとやり残した仕事をこなす。なんとかオープンに間に合った。シャッターを開けると既に行列が。。。mornquiltの展示目当てで来たお客さんで、あっという間に店内がいっぱいになる。次々と売れていくクッションや、クロス、ハンカチ、お菓子を横目に、あとはいさじさん、春さん、スタッフたちにお任せしてON READINGに向かう。今日は、ON READINGも忙しく、こちらも久しぶりに活気が戻ってきた感じ。ちょっとホッとする。TEMPORAは売上も最高額となった。しかしさすがに眠い。。。名古屋市西区主婦殺害の未解決事件、最近犯人が捕まったときいて、そういえば上出遼平さんのオーディブルの番組「UNCOVER」であつかっていたなと思い、えいやとサブスクを申し込む。

11/2(日) 朝、TEMPORAに向かう。昨日で、ミモザさんのクッキー瓶、春さんのクロスやハンカチなどがすっかり売り切れてしまっていた。クッションも残り数個。昨日は、本もたくさん売れていたので、棚の補充と整理をしつつ、今日瀬戸会場で行われる芸術祭のイベント「炎を囲む三日三晩──「瀬戸」に触れる特別な時間」の出店準備。商品をピックして段ボールに詰めていく。一旦、ON READINGに忘れ物を取りに寄って、瀬戸に向けて出発。車中では「UNCOVER」。事件を忘れられるのがいちばんつらい、と被害者の夫Sさん。事件現場を保全するために、26年もの間、家賃をそのまま払い続けていた。殺人事件の時効を撤廃するように動いて法改正のきっかけをつくったのもSさんだった。その執念がようやく実ったというわけだ。会場に到着、台車で荷物を運び入れいそいそと設営。ライブ会場や飲食のテントは外で、TEMPORAと芸術祭公式グッズのお店、瀬戸少年院「陶淘塾」のブースは屋内と、若干の集客不安が募る。。。16時スタートで、外は既に賑わいを見せているが、屋内にはなかなか人が入ってきてくれない。まぁゆっくりやるか、と気持ちを入れ替えて本を読んだりぶらぶらしていると、少しずつお客さんも増えてきた。途中、TEMPORAスタッフのあまねさんも駆けつけてくれて、いろいろとおしゃべりしながら店番。知り合いもたくさんブースに寄ってくれたりして結果的に売り上げもなんとかなって楽しいひと時に。その後、杏子とゆいちゃんも合流。登り窯の焼成?もしっかり見学できた。その名の通り、三日三晩、窯の温度を下げないように、交代しながら薪をくべ続けるというもの。近づくと頬っぺたが赤くなるほどすごい熱気。イベント終盤、奈良美智さんのDJタイムは、ミッシェルガンエレファントばかりかかっていて、ちょっと懐かしい気持ちになった。

11/3(月) 朝、パン、コーヒー。三連休最終日ということで今日は少しだけまったり。加藤さんの個展も今日まで。今回、諸事情で会期が短くなってしまったこともあって、少しばかり心残り。もっとたくさんのお客さんに観てもらいたかった。また個展開催させていただけるといいな。作品もちらほらご購入いただけてよかった。

11/4(火) 今日はTEMPORAもON READINGも休み。杏子は午前中から遊びに出掛けていった。昼頃まで猫たちを撫でながらゴロゴロ。適当にトーストを食べて、ON READINGに行って展示の搬出作業と、オンラインショップの注文の出荷準備。結局3~4時間かかってしまった。スーパーに寄って食材を買って、家でバターチキンカレーを作る。金曜日にいっちゃんが泊りにくるので、とりあえずお風呂掃除だけ済ます。アマプラで「プレイ・ダーティー」。適当な映画を、適当に観る。この感じ久しぶりだ! 印刷会社から届いていた、nakabanさんの作品集の最終PDFチェック。一か所誤植発見。あぶね~。。。

11/5(水) 朝、パン、コーヒー。今日も朝はTEMPORAに寄って品出し&KAMUさんのお弁当販売の準備。お弁当の本日分は既に予約がほぼいっぱいらしい。ON READINGに戻って、nakabanさんの作品集の修正データを送る。これで校了! いやぁ~、なんとかやり切った。。。来週は印刷立ち合い。店を早く閉めて、またTEMPORAに戻る。今日はTEMPORAの営業終了後に読書会『TEMPORA BOOK CLUB ページを持ち寄る夜』を企画していたのだ。

===

展示作品のモチーフやテーマと繋がる一冊、〈灰と薔薇のあいまに〉を感じる一冊、展示を見てなんとなく思い出した一冊…。その場に居合わせたひとが持ち寄った本の1ページを真ん中に置いて、本のこと、「あいち2025」のこと、アートと社会のこと、私たちの生きているこの世界のことなど、いろいろ話しましょう。

===

ゲストとして、国際芸術祭「あいち2025」のラーニングチームのメンバーである野田ちゃんにも参加してもらった。今回は、福岡の出版社・里山社さんが主宰する「ページを持ち寄る会」を参考にしながら、永井玲衣さんの哲学対話の手法も取り入れて、これまで開催してきた読書会とは異なるやり方を試してみた。参加者が持ち寄った本の1ページは、「動物と人間の世界認識」日高敏隆、「色と形のずっと手前で」長嶋りかこ、「ドゥーリアの舟」奥誠光、「いのちの窓」河井寛次郎、WORKSIGHT 28号「もうひとつの知」ヴィンセント・スキッパー、「銀河鉄道の夜」宮沢賢治、「小岩井農場 パート九」宮沢賢治。自分は、木村敏の「自分ということ」を持っていった。環世界のこと、あいだのこと、バウンダリーオブジェクトのこと、他者と協同すること、祈りのように作り続けること、わかりあえないこと、けれどもわかりあえるかもしれないこと。。。芸術祭と私、私とあなた、の間に本を置くことで、とつとつ吐き出されたみんなの言葉が繋がっていった。みんなと話をしながら、自分は「あいだ」について考えることで「頼りなさ」を肯定していきたいのかもと思えてきた。野田ちゃんが芸術監督フールさんについてもあれこれ話してくれて、それがとてもよかった。もともと、読書会をしようと思ったきっかけのひとつが、今回の芸術祭「あいち2025」の参加作家や関係者に向けて「Aichi‑Israelマッチングプログラムを即時中止せよ」という呼びかけとボイコットの提案がオンラインで拡散されていたことだった。状況も複雑で、事務局側からは具体的な見解などは発表されず、モヤモヤした状態が続いていたこともあったり、個人的には今回の件では、ボイコットすることが良い方向に働くとは思えなかったこともあり、それならと杏子が読書会をしようと言い出したのだった。もちろん、これが何かの解決にすぐに繋がったりはしないのは百も承知だが、少なくとも参加者の心のうちには何かしらの効用があったはず。※後日、参加者のSさんがこんな素敵なレポートを挙げてくれた。やってよかった。その後、TEMPORAチームで、久屋大通公園のタコス屋で打ち上げ。こっちはこっちで全然違う話題で大盛り上がり。またこういう時間もつくれたらな。

11/6(木) 今日は、ON READINGは臨時休業。ちょっと休みでもしないと芸術祭を全部観てまわれないぞ、ということで瀬戸会場に向かう。前回、時間切れで観れなかった瀬戸の街中の作品を、てくてくと歩きながら観て回る。中でも印象に残ったのが、株式会社 加仙鉱山を舞台にしたロバート・アンドリューの作品。土の塊に埋め込まれた糸が時間経過と共にゆっくりゆっくりと巻き取られて、それによって外壁が崩れて中にある地層が姿を表していく。会期も後半なので、半分くらい地層がみえる状態になっていた。時間が許せばずっと観ていられる好みの作品。もう一つは、瀬戸の土を固めてできた直方体の上からポタポタと(こちらも超ゆっくりのペース)水を垂らすことで、文字を彫刻していくというもの。鉱山の粘土加工の工程も、アート作品にみえてくるような素晴らしいインスタレーションだった。帰り際、駅近くの売店でクレープを頬張って帰宅。カレーの残りを食べてからの大掃除!とりあえず毛布やらカーペットやらをコインランドリーで洗濯。途中やりになっていた衣替えも無理やり押し入れに押し込み、ざっくり片付けたところで充電切れで就寝。

***

EXHIBITION INFORMATION

2025年11月15日(土) ~ 11月29日(土) ON READING GALLERY
福士遥 個展『みちて、ひいて』
※初日は作家も在廊し、菓子屋おむすびによる菓子の販売も予定しております。

こちらもずっと楽しみにしている展示。不思議なテクスチャーのガラスの壁掛けオブジェ。めちゃくちゃ素敵ですよ。たぶん個展は名古屋初開催のはず。おみのがしなく!

光と闇、喜びと悲しみ、夢と現実。相反するものたちのなかを行き来しながら、繰り返される日々。その大きな流れの中で、バランスを取ろうと漂う自分。色や形の明るさの奥に潜む小さな影や、滲む稜線の中に浮かぶ遠い記憶を感じていただけたら嬉しいです。

福士 遥 / FUKUSHI HARUKA主にパート・ド・ヴェールという技法を使い、ガラス素材を電気炉で成形して作品づくりをしています。ガラスの粒が溶ける時に空気を抱き込んでできる質感は、やわらかく、独特の光をたたえていて、その様子は、曖昧だけど親しい、記憶のなかの光景とよく似ていると思います。 フォルムの中に絵を描くような意識で、くらしや壁面をいろどる作品の制作を行っています。
https://www.fukushiharuka.com/
https://www.instagram.com/fukushiharuka

***

♪ Now Listening

パヌー / mmm

いやぁ~、やっぱり最高ですね。新譜、どんな感じになるんだろう・・・楽しみすぎる!

***

今週はこのあたりで。

無料で「NEWSLETTER FROM ON READING」をメールでお届けします。コンテンツを見逃さず、読者限定記事も受け取れます。

すでに登録済みの方は こちら

誰でも
NEWSLETTER FROM ON READING 2025.10....
誰でも
NEWSLETTER FROM ON READING 2025.10....
誰でも
NEWSLETTER FROM ON READING 2025.10....
誰でも
NEWSLETTER FROM ON READING 2025.10....
誰でも
NEWSLETTER FROM ON READING 2025.09....
誰でも
NEWSLETTER FROM ON READING 2025.09....
誰でも
NEWSLETTER FROM ON READING 2025.09....
誰でも
NEWSLETTER FROM ON READING 2025.09....