NEWSLETTER FROM ON READING 2025.03.07

名古屋のbookshop & gallery ON READINGから、週に一度のニュースレターをお届けします。
ON READING 2025.03.07
誰でも

こんにちは、ON READINGの黒田義隆(義)と黒田杏子(杏)です。大きな山場を超えたと思ったら、もう一山あった。そう、確定申告。皆様、もうお済でしょうか?数年前、消費税を納めるようになったころ、一度、税務調査が入ったことがありました。右も左もわからず不安のまま、なんとか帳簿を付けていた当時。ちょうどその年から税理士さんにお願いしていたので立ち会ってもらい、説明していただいてなんとか事なきを得ました。あの時はドキドキしたな~。こんな小商いでも来ますよ、やつらは。申告は真面目にやっておいた方がよいです。というか、こんな弱小事業主のもとに来るより、不正してる政治家をきちんと調べろよって話ですが。き~~!(義)

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EVENT

SHIN SASAKUBO GUITAR SOLO TOUR 2025 at ON READING
日程:2025年4月16日(水)
時間: 開場 19:00 開演 19:30~
入場料:3,000円(要予約)
詳細・予約:https://onreading.jp/event/0416/

Sam GendelやFabiano do Nascimento、Carlos Ninoなど世界の名だたる音楽家たちとのコラボレーション作品も多数発表している、埼玉県秩父市出身の作曲家/ギタリスト・笹久保伸(SHIN SASAKUBO)のギターソロ・ライブを開催します。

4月には、モザンビークのパーカッション奏者・Matchume Zangoとのニューアルバム『KALAMUKA』をリリース。笹久保にとって通算42作目のアルバムとなります。アンデスギターの魔術的リアリズムの世界、アイデンティティである秩父の呪術的/魔術的な世界、近年の共演者たちと音楽を作る中で体感して音世界。笹久保伸にしか鳴らせない、至高の音楽を是非お楽しみください。

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入荷情報 PICK UP

湯気を食べる / くどうれいん
初回入荷特典:未収録エッセイ小冊子付き! 俳句、短歌、エッセイなど幅広く活躍中の注目の作家、くどうれいんによる、「自炊」をテーマにしたエッセイ集。 

らせんの日々ー作家、福祉に出会う / 安達茉莉子
『私の生活改善運動 THIS IS MY LFE』の著者・安達茉莉子が次に描くのは、誰もが人間らしく生きることができる世界を目指す「福祉」の現場。福祉の現場ではたらく職員の語りを通して描いた、待望の新作エッセイ。

r4ンb-^、m「^ / 柿内正午
『プルーストを読む生活』の著者で、「町でいちばんの素人」を自称する、考える会社員、柿内正午による初のエッセイ集。猫を家に迎え入れることになった。これまで猫のエッセイを読むことすら避けてきた著者が、しかし、どうにも猫との日々を書きたくなってしまった。あたりまえではない、そのくせありふれている、他者を生活に迎え入れることについての記録と思索。

モチベーション / 蟹の親子
「思い出すこと」を中心に据え、日記やエッセイなどを執筆している著者、蟹の親子による最新日記集。シンガポール、イギリス、台灣の旅行記を含む、2023年12月31日から2024年12月31日までの一年間の日記を収録。

うたのげんざいち 遍歴 / 中村佳穂+大竹昭子
随筆・小説・書評・写真論など文筆業のほかトークやリーディングなどノンジャンルで活動する作家、大竹昭子のセルフ出版「カタリココ文庫」。約1年半ぶりとなるカタリココ文庫の新刊は、ミュージシャン・中村佳穂と大竹昭子の対談集。ファンはもちろんのこと、いまの時代をどう生きるかという難問に直面しているあらゆる人々にとっての励ましの書。

Notre pain quotidien / Lalie Thébault Maviel
フランス人アーティスト、ラリー・テボー・マヴィエルが、古今東西のパンにまつわる画像を収集、アーカイブしたパンの図像学。私たちの生活におけるパンの存在とは何かを明らかにする文化人類学的試み。 

CROSS CULTURAL CHAIRS: 8 CHAIRS FROM 8 COUNTRIES: DIVERSIFYING MODERN SEATING / Matteo Guarnaccia
シチリア島出身のデザイナー、マッテオ・グアルナッチャ(Matteo Guarnaccia)の作品集。人は、動き、作り、働き、繋がり、曲げ、生み、壊し、座る。現代の椅子が多様化する中で、人はどのように座り、座られるのか。椅子のデザインの人類学。  

REVUE FAIRE – TO LOOK AT THINGS #49: LAWRENCE WEINER: WE ARE SHIPS AT SEA, NOT DUCKS ON A POND
フランス発のグラフィックデザイン誌『レヴュ・フェール(REVUE FAIRE)』。第49号は、アメリカ人コンセプチュアルアーティスト、ローレンス・ウェイナー(Lawrence Weiner)を特集。

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RECOMMEND BOOK !

世界はあたりまえのようにあって、すでに誰もがあじわっているけれど、それをきちんとあじわおうとすれば、いつもと違った「何か」が必要です。本というものは、そうしたきっかけをあたえてくれるもの。この本は、どのページを開いても、特別なものは何もなく、呼吸や靴や掃除といった、ありふれた日常の話があるだけですが、世界とはそのようなものです。(略)

世界をきちんとあじわうための本 / ホモ・サピエンスの道具研究会(ELVIS PRESS)より

ELVIS PRESSの大ロングセラー『世界をきちんとあじわうための本 / ホモ・サピエンスの道具研究会』が、おかげさまで重版出来5刷です。そしてなんと発行部数、1万部突破!!

末永くお取り扱いを続けてくださる書店さま、本当にありがとうございます!
もっともっと、たくさんの人に手渡していきたいです。引き続きよろしくお願いします!

世界は意味だけでできてはいない。人類学者たちによる、“私たちの営み”へのちょっと変わったアプローチ。本書は、まだ見たことのない世界を知るためではなく、見慣れていながらなかなか気づけない世界に出会うためのガイドブック。  

著者が本書を“ガイドブック”と位置付けたのは、本そのものよりも世界そのものや、 本を閉じた後の時間の方が重要だから。本書を片手に、すでにそこにある 『世界』と再び出会い直すことができたなら、どこにも行かなくたってあじわうべきものはまだまだある。

本書にあるような世界の捉え方、考え方は、今やON READINGの根幹にもなっています。
未読の方はぜひ。

※こちらの書籍は、卸販売可能です。店舗などでの販売にご興味ある方は、お気軽にお問い合わせください。「BookCellar」からもご発注いただけます。

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枝葉末節な日々

今週の担当:(杏)

2/28(金)  7時頃、何度も目覚ましを止めつつ寝続けているよっさんを揺らしたら、よっさんの向こうからさくちゃんがひょこっと顔を出した。揺らしてごめん。よっさんは朝から実家へ。今日、『世界をきちんとあじわうための本』の5刷が届く。ELVIS PRESSの本は在庫の一部を黒田家におかせてもらっており、今回は印刷所から直接、黒田家に発送して、店に置ける分だけ名古屋に運ぶという算段。気づいたら二度寝していて、よっさんがいつ家を出ていったのかわからなかった。朝、納豆、ごはん、みそ汁を食べて出勤。今日は、とにかく明日からの「岐阜駅本の市2025」の準備にいそしむ。歌人の山階基さんが二日連続でご来店。昨日、十分に回りきれなかった東山動植物園を満喫できたようで、お気に入りのフサオネズミカンガルー(脚だけカンガルーみたいに大きい)の話や、平等にアシカの口に魚を投げていく飼育員さんの卓越した技術の話などを聞く。それにしても、今日はあたたかい。道路を挟んだ向かいの芝生で、柴犬がゴロゴロしているのを発見。飼い主さんが「もう行こう」とひっぱってもなかなか起きない。ゆいちゃんと、カーテン越しにしばし見惚れる。春ですね。柴犬が芝生でゴロゴロしていたら、春。早く帰りたかったけど、なんだかんだで深夜まで準備がかかり帰宅。夜、あいちゃんにもらった資生堂パーラーのレトルトカレー、ブロッコリーの芯炒めと目玉焼きのっけ。

3/1(土) 「岐阜駅 本の市2025」初日。イベント開始と共に人が古書市の本棚に群がるのが3階から見える。こんなにも本を必要としている人がいる。この圧巻の光景は何度見ても胸に迫るものがある。3階のIPMも、それぞれのブースでお客さんが本を手に取って作り手と話している姿が見られて嬉しい。前回、小さなスペースでぎゅぎゅっとやったらブースも通路も狭かったので、今回は改札を出てすぐの場所から通路をたどって見ていけるようにした。広々した分、賑わいが作りづらいかなと気が気じゃなくて、出店者の皆さんに「空調大丈夫ですか?」「困ってないですか?」と聞いてまわるが、皆さん優しくて、「人たくさん来てくれましたね」「賑わってますね」「楽しいです」と言ってくれて救われる。先々週の台湾旅行記の回の日記、読みましたよ、と数人に声をかけてもらえた。出店者のひとり、森田胡桃子さんは旅行最終日のよっさんとの小競り合いのところがよかったそう。森田さんの文章を私はとても好きなので嬉しい。17時のイベント終了後、明日に向けて、会場サインの追加やレイアウトの改善など変更点を会場のアクティブGさんと確認して、2階で古本のお買い物。古書市も各店気合の入ったラインナップを揃えているのがわかる。人もすごいし物量もすごいので、山ほど買っちゃう人続出なのも納得。19時のイベント終了を見届けてから名古屋へ帰る。道中、「スパゲッティのパンチョ」でナポリタン。店に戻って、明日の補充、追加の会場サイン制作、店の品出し、店内整理、通販の梱包、卸の発送、メール返信、発注などなどを片付けていたら結局、帰宅は深夜。さくちゃんが珍しくにゃーと鳴くので様子を見に行ったら、うんこをトイレからこぼしていた。床に落ちたうんこをなんとか隠そうとしていてかわいい。

3/2(日) 「岐阜駅 本の市2025」二日目。H.A.Bのブースで、松井さんの台湾旅行記ZINEを購入。昨日も古書市で、自分が台湾の本を探していることに気づいた。台湾ではないけれど中国の民家の写真集を見つけて買ったのだ。「役にたたない旅行記ですよ」と松井さんはいうけれど、実際に行ったり調べたりするとその土地の解像度が急にあがるので、多分、今の私には、脳内の台湾を呼び起すのに役にたってしまうだろう。H.A.Bでは、『台湾書店百年の物語ー書店から見える台湾』という本も出版しているので、先日ポンディンさんから聞いた台湾のアートブック事情や、台湾の書店の近況などを話す。富澤大輔さんのガンバ—の話になり、ガンバ—が私に、富澤さんの本を扱っていることを「本人の代わりに御礼を言います」と言ったのを、本人である富澤さんが訳して伝えてくれたというやりとりを話していたら、隣で出店していた「代わりに読む人」という出版社をやっている友田とんさんが「代わりに」という言葉に反応して、ぶるんっと振り向いた。
イベント終了後、今回も準備から片付けまでフルで手伝ってくれた短歌ユニット、toi toi toiの三人とお茶。三者三様の野望を聞いて、疲れ切ってしぼんでいた心に火がともった。2階の片付けを見守りつつ、徒然舎さん、アクティブGさんとねぎらいあう。反省点は多々あれど、兎にも角にも大きなトラブルなく無事に終えられてよかった。しかし、さすがにへとへと。夜、よっさんに肉を所望したところ、あみやき亭がやっている「肉と米」という、人気ハンバーグ店の名前そっくりのセルフステーキ店を提案され、そこに向かう。徹底したセルフサービスでなんかすごかった。うまくいえないが星新一みたい。

3/3(月) 雨が降っている。朝、SUNのトースト、目玉焼き、レタス、ウィンナー。寒い。雨は降るけど暖かいって聞いてたのに、天気予報の嘘つき。低気圧のせいか、頭が重い。心も重い。理由はわかっている。確定申告が迫っているのだ。やれば終わるのだが、やり始められないということに焦っている。閉店後、ここは一旦リセットする必要があるな、とスーパー銭湯へ。お風呂あがりに施設内のごはんどころでご飯を食べるのが好き。近所なのにプチ旅行気分になる。よっさんは、アジフライ定食を食べたかったのに食券を買い間違えて刺身定食アジフライ付きになった。私はネバネバ健康丼を食べたかったけどネギトロ月見丼を押しちゃって、さらに赤だし付いてたのに単品の赤だしも買ってしまった。疲れてるな。テレビで流れていたクレイジージャーニーの「丸山ゴンザレス★最恐危険地帯!ギャングの巣窟“ゴミの街”グアテマラ旅」をかぶりつきで見ながら食べる。

3/4(火)  よっさんの鍼灸が終わるのを待って昼過ぎに家を出る。ホームセンターに行ったついでに、久しぶりに大衆食堂徳田屋で昼ごはん。よっさんは人気NO.1の塩サバ定食、私は日替わりのさんま開き定食。脂がのって身もふっくらで美味しいし、副菜が切り干し大根、里芋の煮物、長芋の短冊と品目が多いのが嬉しい。女性たちがはりはりと動いていて気持ちがよい。それほど通えてはいないけど、本当は日常的に行きたい、いいお店なのだ。今日は定休日だけど出勤。この度、嬉しいことにヨーロッパのディストリビューターから『Knitting ’n Stitching Archives.』と『WALL OF SOUND』のオーダーがあったので荷造りをする。厳重に、かつ、祈りを込めて。どうか、ヨーロッパの皆さまに届きますように! 今夜はトークイベント「多木陽介・坂本大祐・青木真兵トークイベント:「よい仕事」をするために 〜プロジェッティスタと土着思考~」。今回、ふだんイタリア在住の多木さんの来日のタイミングにあわせ、ピンポイントでオファーをいただき「定休日なので、逆にOKです!」と張り切ってお受けした。ものをつくる、ということの本質に触れるようなお話は、私たちが店を通してやっていること、大事にしていることともつながっていて皆さんの言葉のひとつひとつが重く響く。坂本さんが都会から村へと移住したことで、「デザイン」が顔の見える相手の困りごとを解決するための道具になったこと(新しく何かを作ることが唯一のゴールではない)、”既にそこにあるもの”をサポートするようなものづくり、”笑い”を失った狂言、どこかから飛んできた種を排除しないジル・クレマンの庭造りの話、イタリアは(日本とは違い)進歩のエネルギーと同じくらい「ちょっと待てよ」の退行のエネルギーが強いという話、植物を観察するようになったらカスティリオーニの言っていることがよくわかるようになったという話などなど。イベント終了後、Tくんが、「タイトルにあった「よい仕事」を3人がどう捉えているのか、質問したかった~」と言っていたが、今、振り返って考えてみると、「よい仕事」がどういうものか、っていう答えはないけど、「「よい仕事」をするために」という話はずっとしていたな、と思う。その後、隣のガストで打ち上げ。坂本さんがリード・デザイナーを務める「ライブデザインスクール」の参加者や、来年坂本さんと共に、多木さんがイタリアで企画している「移動教室」という名の研修旅に行くというデザイナーたちなどで大所帯。私たちは遅れて合流したので、最後の最後に、多木さんとすこしお話ができた。『プロジェッティスタの控えめな創造力』を読んでいて、通じる部分が多いと感じていた『世界をきちんとあじわうための本』をお渡しし、プロジェッティスタたちの思想は本づくりや本屋にもつながることだと思うと伝えると、「そうだよ、本のかたちって大発見だよね。これができる前には巻物だったんだから」と話が止まらず、地下鉄の改札までついていってしまった。いつかイタリアで本をテーマにした旅ができたら。新しい夢がひとつできた。

3/5(水) 朝、SUNのパン。今日は事務所に引きこもらせてもらって、私はいよいよ確定申告に勤しむ。とはいえ、まだまだ一合目くらい。Shabason,Krgovich&Harris「Florence」を流して、とっちらかった脳内を強制的に集中する。毎度、音楽に助けられている。いろんなことを「3月になったら話しましょう~」と後回しにしていたせいで、あちこちから一斉に連絡が来る。ごはんも打ち合わせもモーニングも打ち上げも何もかも、全部楽しみなのに予定を決められなくて、不義理で、苦しくなる。近年この感じが特にひどい。夕方、昔よっさんがベースをやっていたKARESIというバンドに、一瞬だけ参加していたKさんがご来店。The Lemon Twigsの話になり、「ちょっとKARESIに似てるとこあるよね」と言われて、私もライブ見てそう思ってたんです!とはしゃぐ。音がっていうかバンドとかボーカルの雰囲気だと思うのだが。よっさんは「そうか?」とつれない。KARESI、大好きだった。夜、ハンバーグ、ごはん、えのきと白菜の味噌汁。

3/6(木) 朝、昨日食べきれなかったSUNのアールグレイベーグル、冷凍してあったブドウのパン、目玉焼き、レタス、ウィンナー。少し日が出ていて、猫も嬉しそう、私もなんか調子いい。今日も今日とて確定申告。合わなかったりわからなかったりで、ぐーっと頭が重たくなってくる。午後からかげり、強い風に窓がガタガタと音をたてている。金曜に(私が)出した春宣言は撤回する。まだ冬だ。柴犬も今日は凍えているだろう。一日中かかって、なかなか解けなかった謎がようやくほどけた兆しが見えた。やれば終わる、と思えるところまでは来た…。夜、母からもらった岐阜のけいちゃんをブルーノで、モヤシ、玉ねぎといためて食べる。『納豆図鑑』の影響で、スーパーでおいしそうな納豆を買ってみた。「バイヤーおすすめ!」とか、なにかを受賞したとか書いてある。たしかに豆がふっくらとしているような気がする。私は23、4歳の頃一年間だけ大豆の商社に勤めていた。まったく仕事ができず気が利かず、トラウマ級に自信を喪失して逃げるように辞めた。思い出すのも辛い日々だったが、たまに納豆を塩で試食するときと、モヤシを育てているときは楽しかった。あとで見たら、本にも掲載されている納豆、高丸食品「国産中粒納豆 伝説」だった。伝説。
6月にオカタオカの展示を沖縄の「本と商い ある日、」さんで開催していただくので、飛行機を予約したり宿を調べたり。沖縄へは大学の卒業旅行以来なのでなんと20年振り。Googleマップを見てみると、沖縄本島には数個だけピンがたっている。お客さんのYさんがたしか去年くらいに行かれて、その時に教えてもらったクンペンの店や食堂、パン屋さんはわかるのだが、ひとつ、何もない場所にピンがたっている。なんだっけ…とここ数日ぼんやり考えていたのだが、もしかして、と、言事堂さんの那覇時代の住所を調べたら、果たしてその場所であった。言事堂さんは、今は諏訪に移転されていて、去年の冬に岡谷のさんとこで、詩人で写真家の小林くんの展示を見に行った際にお会いできた。那覇の頃から、ずっと行ってみたいと思っていたお店だった。夜中にストリートビューでなにもない場所をうろうろしてみる。ここに、本屋があったんだな。不思議な再会であった。

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EXHIBITION INFORMATION

【EXHIBITION】2025年2月23日(日)~3月16日(月)at ON READING GALLERY
花松あゆみ個展『PAPER ROOM』

版画作家、花松あゆみによる個展を開催中。作品も追加していただきました!

花松あゆみは、主にゴム版画によるイラストレーションで書籍装画、雑誌の挿絵を中心に活躍中の作家/イラストレーターです。ゴム版画特有の素朴で温かみのあるマチエールを活かしながら、物語の気配を想起させる繊細な構図や作風が彼女の持ち味で、どこか懐かしさをおぼえるような不思議なあたたかみを感じます。当店では3度目の開催となる本展では、様々な「部屋」をテーマにした版画作品と、紙の立体作品を展示しています。作品もお求めやすい価格帯。買いです。

【EXHIBITION】2025年2月27日(木)~3月23日(日)at ON READING店内
木村和平 写真展『フォロンを追いかけて touching FOLON』

名古屋市美術館で開催中の展覧会「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」の会期後半にあわせ、2月27日より木村和平の写真展「フォロンを追いかけて touching FOLON」をON READINGで開催しております。  展示作品(額装プリント)も販売しておりますのでお見逃しなく!  (ありえないくらいの破格です。え?買いでしょ!)

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【EXHIBITION】2025年3月20日(木)~3月31日(月)at ON READING GALLERY
片岡俊 個展『Life Works』

2024年に赤々舎より刊行された、片岡俊による写真集『Life Works』の作品展を開催します。

【EXHIBITION】2025年4月12日(木)~ 4月14日(月)at ON READING GALLERY
イイダ傘店『令和七年春 受注会』
※12 時~18 時 ( 最終日17 時まで)

日傘・雨傘を布地からデザインし、一本ずつ手作りする傘屋『イイダ傘店』の受注会を開催します。

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♪ Now Listening

All Cylinders / Yves Jarvis

カナダ出身のシンガーソングライター、Yves Jarvisによるニューアルバム。タイトでミニマルなファンク、ソウル・サウンドをベースにした、Vulfpeckにも通じる軽やかでモダンなR&R。プリンスを今っぽくした感じとも言えるのか。とても良いです。(義)

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今週はこのあたりで。

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