NEWSLETTER FROM ON READING 2026.05.08

名古屋のbookshop & gallery ON READINGから、週に一度のニュースレターをお届けします。
ON READING 2026.05.08
誰でも

こんにちは、ON READINGの黒田義隆(義)と黒田杏子(杏)です。皆さん、大型連休はいかがお過ごしでしたか?お久しぶりの方も、初めましての方も、連日たくさんのお運びありがとうございました。私は小沢健二のライブへ行ったのですが、すっかり魂を抜かれてしまって、うまく生活に帰れずにぼうっとしています。音楽が人生に与える影響って、とんでもないですね。(杏)

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NEWS / EVENT

造本家の都筑晶絵さん をお招きして、製本ワークショップを開催します。

紙と仲良くなると、出来ることが広がりますよ。本やZINEを作りたい人も、こういう製本方法や技術を知っているとグッとやれること増えて楽しいですよ~。初心者でも全然大丈夫です。17日(日)の回は満席となりましたが、18日(月)は残席あり。ぜひご参加ください!

詳細と各回のお申し込み:https://onreading.jp/event/akie_ws_02/

『アルバム製本』
2026年5月18日(月)
時間:13:30 – 17:30(間にお茶の休憩があります)
授業料:9,900円(材料費・税込)
定員:10名

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渋谷PARCOで開催中のこちらのイベントに出品しております。世界中の名だたるブックショップに連ねていただき光栄です!

mini UNFOLD tokyo II
2026年4月29日~ 5月10日
会場:渋谷PARCO 1F POP UP SPACE 「DAIROKKAN」

今回のテーマは「A Bookshop's Souvenirs」。世界中から10以上の書店がこのテーマのもとに集結し、さらに20以上の出展者がさまざまな都市や地域から参加して、選りすぐりの出品アイテムを展示・販売します。

≪CONCEPT≫
「小さな書店に入った瞬間、つい集めたくなる」——そんな日常的な衝動に注目します。それは書店にあるブックマークやステッカー、ノート、フリーペーパーといった小さな品々を見た瞬間に湧き上がる、本能的な所有欲と感情の投影です。展示の中心となるのは世界各地の独立系書店のグッズやフリーで配られている品々。特にephemera(展示やイベントのために作られる一時的な紙媒体・短命な印刷物)のコレクションに焦点を当てています。主役は書籍そのものではなく、書店に付随するこれらの「痕跡」です。これはコレクション癖へのオマージュであり、個人の記憶のアンカーポイントでもあります。これらの小さな品々を通じて、来場者は書店に対する自分だけの感情的つながりを呼び覚ますでしょう。壮大な物語ではなく、きわめて個人的な響き合いを大切にします。

≪Invited Bookshops List≫
青山ブックセンター本店 / Art Metropole / BANANAFISH / einBuch.haus / Further Reading / Nieves Books / NONLECTURE books/arts / ON READING / Perimeter Books / 朋 丁 pon ding / The Book Society / YOUR-MIND / 銀座七丁目書店 etc.

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入荷情報 PICK UP

箕輪麻紀子 個展『Emerald』展示作品
5月11日(日)までON READINGにて個展を開催中のイラストレーター、箕輪麻紀子さんによる作品のオンライン販売もスタートしております。5/15までの期間限定です。この機会にぜひ!

哲学対話日記 3 / 小川泰治(編)
人気シリーズ!さまざまな背景を持つ人々が集い、問いを通して考えを深める「哲学対話」。本書は、学生、教員、会社員、実践者らによる対話と、その前後に続く生活の日記を収めたアンソロジー。誰かと話し、ともに考える時間が、日常とゆるやかにつながっていく。哲学対話の入門書としても楽しめる一冊。

暗いとも明るいとも / 山階基
これまでに歌集『風にあたる』、『夜を着こなせたなら』を発表、暮らしの手ざわりと明暗を深く、かろやかに詠む歌人・山階基による初めての日記集。2024年秋から2025年春にかけての日記を収録。

今を生きるための赤瀬川原平=尾辻克彦 / 友田とん
『「百年の孤独」の孤独を代わりに読む』などで知られる友田トンによる最新作。赤瀬川原平/尾辻克彦の作品を読み解きながら、「内に居ながら世界と関わる」ための発想法に迫る。閉塞感のある時代に、日常の見え方を少し変えてくれる一冊。

三重渋ビル手帖
地味だけれど味わい深い「渋ビル」への偏愛を詰め込んだ、名古屋渋ビル研究会による小冊子『名古屋渋ビル手帖』シリーズ最新号。今回は三重県を舞台に、BMC(ビルマニアカフェ)との合同研修旅行を特集。名古屋と大阪の中間地点を一泊二日で巡った記録を、旅の空気ごと閉じ込めた一冊。

AM 4:07 vol.5
「詩」と「エッセイ」そして「書店」をテーマにした小さな雑誌『AM 4:07』の5号。詩人、作家、文筆家、書店店主、書店店員、版元が書き手となって、「詩」と「日常」のあいだにあるもの、またそれそのものを綴っています。ON READINGも寄稿しました。

Horihata Mao マンスリーカレンダー 2026-2027
TEMPORAのロゴでおなじみ!植物や自然の中にあるかたちからインスピレーションを受けて作品を制作する、イラストレーター/アーティスト・ほりはたまおによるリソグラフプリントのカレンダー。

A WORLD WITHOUT WORDS / Jasper Morrison
イギリス人デザイナー、ジャスパー・モリソンによる作品集。日常の無名のオブジェからデザイン史の名作までを並置し、観察から生まれる発見やかたちの関係性を探っていく。シンプルさとユーモアに満ちたイメージの連なりは、デザインの視点だけでなく、「見ること」そのものの面白さを教えてくれる一冊。

THE HARD LIFE / Jasper Morrison
イギリス人デザイナー、ジャスパー・モリソンによる作品集。ポルトガルの国立民族学博物館に収蔵された農村の日用品を、作者自身の写真とテキストで紹介する。世代を超えて受け継がれてきた工夫や職人技、最小限の手段で本質を形にしようとする感覚に光を当て、古い道具に宿る機能美とデザインの原点を静かに見つめた一冊。

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RECOMMEND BOOK !

どうも私たちが知る時間の流れは一直線ではないようである。仮に、時間が一瞬で過ぎ去るものでないとすると写真家はこの世界の何を写しているのか?過去の出来事や未来への執着から解放された意識は、より立体的な今へと向かい、古くならない過去の記憶を記録し、来たるべき未来に懐かしさを覚えるだろうか。

小島康敬 ステイトメントより

ページを開いた瞬間、わ!と心惹かれました。これは個人的にも強くおすすめしたい一冊です!

ベルリンを拠点に活動する写真家・小島康敬による写真集。
本作の舞台はドイツ・ベルリン。これまでに発表してきたニューヨーク、東京に続く都市シリーズの第3作目となります。2015年から2025年までの10年間、現地に身を置き、この都市と向き合い続けた記録が収められています。

建物や空間を正面からとらえた、端正で整った構図が印象的な写真群。その佇まいには、ベッヒャーやアジェを思わせる、冷静で客観的な視線が感じられます。

作品の中心にあるのは、ベルリンの建物に多く見られる「中庭(Hof)」という空間です。建物の奥に広がるこの場所は、外と内の境界があいまいで、日常の延長のようでありながら、どこか切り離された不思議な気配を持っています。まるで時間が止まっているかのように感じられるその場所では、過去や未来の感覚が薄れ、「今」という時間が際立ちます。

箔押しを重ねて印刷された表紙や、ミニマルなブックデザインも印象的。

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枝葉末節な日々

今週の担当:(義)

5/1(金)  朝、スーチェさんと東山の支留比亜でモーニング。TEMPORAで大変お世話になったけど、こうやって店頭以外でゆっくり話すのはじめて。スーチェさんの日記を読むのが楽しく、普段から追っているせいで(それにしても読ませる力がある文体だと思う)、グッと距離が近く感じられるようになっていたところ。お互い、いつもどんなことを考えてるのかがうっすらわかっている状態だと、一気に深い話ができるようになる、というのも日記を公開している効用かも(公開しているせいで書けないこともたくさんあるが)。自分の特性だったり、トラウマだったり、家族のことだったり、気づけば2時間以上の濃いおしゃべり。途中、スーチェさんは涙ぐむ場面も。人の人生って本当にドラマチックだと思う。ありきたりなクリシェだけど、それぞれにそれぞれの人生を生きているんだなと改めて思うし、だからこそどう生きるかをきちんと自分で手放さないようにしたい。が、世の中を見回すと、それがどんどん難しくなっている気がする。こうやって素直になんでも話せる人がいるってことが、最後の砦のような気もする。またおしゃべりしたい。連休が続くと、曜日感覚が狂ってしまい、早速、今日ゴミの日だというのに捨て忘れてしまった。うちの猫のはっちゃんは多飲多尿のおしっこ太郎なので、トイレシートの取り換えを頻繁にしないとならなく一日溢れていないか心配だった。夜ごはんは、鮭と野菜炒めあんかけ。デザートにバウムクーヘン。ここ最近、ず~っと触っていなかったギターを再び練習している。高校生の時には弾けていた楽曲が全然弾けない。指が動かない。リハビリ的に少しずつ。ハイスタで練習中。トイレは溢れていなかったが、寝る前、猫がシーツをかけ替えたばかりのベッドで嘔吐。あちゃ~。。。

5/2(土) 朝、サラダ、バウムクーヘン。GMが始まっているのだが、いまいちパッとしない。普段の週末より下手したら暇かも。連休中の人の波がまったく読めず。心だけがせわしない感じ。スーチェさんの昨日の日記を読むと、あのあとプロローグに行って、チーロバに行って、エリックサウスにも行っていた。よく食べる!(笑) 店の外で育てているメラレウカ、今年は越冬を失敗してすっかり枯れさせてしまい、もうダメかと諦めていたのだけど、ダメ元でばっさり剪定しておいたら奇跡的に新芽が出ていた!う、嬉しい。

5/3(日) 朝、サラダとケロッグのコーンフレーク。杏子を店に送っていき、今日は半休。YouTubeでいろいろ調べながらギターの練習をする。とにかく毎日、数分でも反復練習をせよ、と画面越しの誰だか知らないギターの先生が言っている。そうしようと思う。今日はThe Beatlesの「Octopus's Garden」を弾いてみる。ある程度弾けるようになったところで出勤。今夜は、箕輪さんのギャラリートーク。聞き手は、ライター、ノベライザー、映画批評家の相田冬二さん。相田さんいわく、箕輪さんの絵は「シーン」ではなく「瞬間」なのだという。その一枚の中ですべてが完結しているかのような印象を受ける、と。箕輪さんは、ファッション誌や広告から影響を受けてきたこと、そして一枚の絵としてきちんと成立する作品を描きたいと話していた。確かに、その「瞬間」的な感覚は、これまで観てきた作品よりも強まっている気がする。それは本作が、「誰にも壊されたくない宝物のような日々」を残したいという切実な思いから描かれた作品だからだろうか。写真とちがって、隅々までピントが合っているという絵画の特性の話にもなったが、隅々まで意識的に描き込みながらも、鑑賞者の感情や気分をそっと預けられるような余白というか、親しみやすさがあるのが箕輪さんの作品の魅力なのかなと思う。営業終了後、5月5日の出店イベントの準備。遅くなってしまったので、コンビニでパスタを買って帰宅。Yさんが上げていたカメダビルの階段上がったところの窓の写真をみて、箕輪さんのEmeraldっぽいなと思う。こうやって絵画や写真などをみた後に、世界が少しだけ違って観えたり、そこにあたらしいものを見つけられたりすることが楽しい。そういう効用が良い作品には必ずあると思う。

5/4(月) 朝、サラダ、プロローグさんにもらったキャロットケーキとロールケーキ。うまし。今日は、杏子はKさんと一緒にオザケンのライブ。あまねさんが店番してくれている。今日はGWらしい賑わい。営業終了まで、ほぼひっきりなしでお客さんが来てくれる。あとであまねさんに聞いたら、オザケンのライブ行きますって何人かから声をかけられていたらしい。杏子がオザケン好きって、そんなに公言してたっけ?明日のイベントの準備の仕上げをして、久しぶりにマックでドライブスルーして帰宅。ギターの練習を少しして、ネトフリで「ナイトエージェント」を観ていたら、杏子がホクホクした顔で帰ってきた。Kさんにメルシーベークのミックスナッツ(ミックスナッツ史上いちばんおいしい)をいただき、こちらもホクホクした。

5/5(火) 今日は北区周辺で開催の街歩きブックイベント『BOOK BOOK』に出店。金城市場をはじめ、周辺10か所くらいの会場に80?(もっと多い?)の版元や本屋、古書店、クリエイターが出店するイベント。毎年少しずつ規模を拡大しながら開催されていて、今年から2日間に。このイベントもかつての森道市場みたいに、Oさんという主催者のマンパワー&巻き込み力で成り立っている。ワンマンゆえのごった煮感というか、過剰にマーケティングっぽくキュレーションされていない感じが名古屋っぽくていいなと思う。大人の文化祭的な。ON READINGが出店した場所は、尼ケ坂サロン。尼ケ坂サロンの今枝さんとも15、6年ぶり?くらいにお会いしたが全然変わっていなかった。初日は人も多かったみたいだが、今日はぼちぼちみたい。イベントって難しいよな~。主催者の気持ちもよくわかるので尚更。売り上げもそこそこ。ミネさんのコロッケも買えたし、赤にならなかったからよしとする。鷲尾さんが企画していた粟津潔のポスター展も素晴らしかった。あの年代の作品の爆発的なエネルギーに触れると、時代が蠢いていたのだなと感じる。現代では生まれようがない作品。近くに来たついでに、こちらも久しぶりの万楽。浄心に住んでいたときによく通っていたラーメン屋。ここの担々麺が大好き。山椒の痺れが癖になる。6時前くらいに着いたのだが、早くもほぼ満席。家族連れも多くて、やっぱりよいお店だなと思う。お店。名東区でここぞっていうラーメン屋、あんまり知らないんだよな~。夜、アマプラで『THE BOYS』。本当に酷すぎるストーリーだが、現実も酷すぎるのでリアリティがあって怖すぎる。すぎるすぎる。

5/6(水) 朝、昨日今枝さんにいただいたパン。コーヒー。GWも最終日ということもあって、今日はゆったりのんびりな様子。今日は杏子が半休、よもぎ蒸しに寄って帰って行った。adobeのクリエイティブクラウドの調子が悪く、イラレのアドビフォントが反映されないなどのトラブル。Chat GPTに聞いたら修正方法を教えてくれて無事解決。こういうところは本当に便利になったよな~。展示フライヤーのデザインや、諸々の更新など済ます。夕方以降は暇に。ゆいちゃんもめっちゃ眠そう。ちゃちゃっと片付けて、久しぶりに早めに帰宅。杏子がカレーを作ってくれていた。大盛で食べる。

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EXHIBITION INFORMATION

2026年4月29日(水)~5月11日(日) ON READING GALLERY
箕輪麻紀子 個展『Emerald』

雑誌、広告、書籍装画などを中心に活躍中のイラストレーター、箕輪麻紀子による個展を開催します。同名の作品集も販売中! オンラインショップでも作品の販売をしております。

箕輪 麻紀子 / makiko minowa
イラストレーター
東京都出身、在住
武蔵野美術大学卒業
イラストレーション青山塾修了
https://www.instagram.com/madchesterrrrr/

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2026年5月30日(土)~6月13日(土)  ON READING GALLERY
湯浅景子 個展『365日、マル』
休廊日:6月2日(火)、9日(火)、10日(水)、11日(木)

塗り重ねた色の上に針で引っ掻くようにして絵を描き、独特のマチエールを持った作品をつくり出す画家、湯浅景子の個展を開催します。

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手をかけないように、
感情を落とし込まないように、
作品とならないように、
そんなことを心がけた日日のまる。
まるにならない1日も丸くおさめる為にと、
1年365日、自分に宛てて綴った手紙のようなものです。

_湯浅景子

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〈関連イベント〉
◉ 6月14日 (日)
同会場にて、組立式茶室「光凪」のお披露目茶会を開催します《要予約》。
詳細・ご予約受付は 、準備出来次第、当WEBSITEとSNSにて告知予定です。

湯浅景子 keiko yuasa
1973年名古屋市生まれ。色を塗り、線を掻き、また色を重ねて塗りつぶす。それを繰り返しながら、ひとつの景色が立ち現れるのを待ちます。
https://www.instagram.com/keikoyuasa_official/

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♪ Now Listening

Look For Your Mind! / The Lemon Twigs

60~70年代のサウンドを現代に蘇らせる天才ダダリオ兄弟、The Lemon Twigsによる6枚目のアルバム。にしてもすごい早いペースでリリースするな。毎回、クオリティ高くてすごい。

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今週はこのあたりで。

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