NEWSLETTER FROM ON READING 2025.06.13

こんにちは、ON READINGの黒田義隆(義)と黒田杏子(杏)です。最近は、Tai Tanと上出遼平、藤原ヒロシによるポッドキャスト『BAD PHARMACY』を楽しく聴いております。「取り立てて言うほどでもない、けど、ちょっと嫌だな~ということ」=「BAD」について、あれやこれや語りあう番組。藤原ヒロシって僕らの世代だと、超カリスマ的存在って感じだったんだけど、ひととなりってあんまり知らなかったんですよね。なんか感じのよい人なんだな~。より好きになりました。(義)
EVENT

光嶋裕介・坂本大祐・青木真兵トークイベント
光嶋裕介『建築のはじまり』刊行記念 “僕らが旅に出る理由〜クリエイティブと学びの関係”
日程:2025年7月4日(金)
時間: 開場 19:00 開演 19:30~
入場料:2,000円(ON READINGお買物券500円分付)
定員:25名(要予約)
予約・詳細:https://onreading.jp/event/bokuraga
建築の話はもちろん、坂本さんのプロジェッティスタ研修イタリア旅行の報告などを交えながら、クリエイティブと学びを主軸にしたトークを展開します。建築、デザイン、クリエイティブに携わる方にはもちろん、学生や、これからの生き方について考えたい人などにもおススメのイベントです。ぜひご参加ください。
入荷情報 PICK UP
・【サイン本】よくわからないまま輝き続ける世界と〜気がつくための日記集 / 古賀及子
注目のライター、エッセイスト、そして日記文学の新鋭として各界が注目する古賀及子が、“日記を書くため"、“暇をふせぐ”ためにあえて何かしてみた記録を綴った日記集。
・過去の学生 / 前田エマ
小説やエッセイの書き手として、モデルとして、ラジオパーソナリティとして…多方面で活躍する気鋭の作家・前田エマが、幼い頃の学校生活から30歳での韓国留学まで、「学校」をテーマに綴る初のエッセイ集。
・ぼちぼち / 藤岡みなみ
エッセイストでラジオパーソナリティとしても活躍中の藤岡みなみによる、10年分の雑談をまとめた“読むラジオ”。1分でニヤリとできる、どうでもいいのになぜか聴きたくなるエピソードトークの秘訣がここに。
・「透明」になんかされるものか / 鷲田清一
哲学者・鷲田清一、6年ぶりのエッセイ集。ウクライナや震災、未知のウイルスなど、答えのでない出来事に隠れた問題の本質を、深くやさしい言葉で解き明かす。日々流れてくるニュースをどう受け止めればよいかわからない人、さらに一歩踏み込んで考えてみたい人に。
・ロバート・ワイアット / マーカス・オデア(著)、須川宗純(訳)
多くの人々に影響を与え、時代や国をこえて愛される英国の伝説的ミュージシャン、ロバート・ワイアットの音楽と人生を、膨大な取材と本人の協力のもとに丹念に描いた評伝。
・ZERRO[ゼロ] 増補新装版: 形に魅せられて集めた記号・暗号・符号・文字など 121項目の観念部品型録 / 松田行正
現在では使われていないモールス信号から消えてしまった古代文字の数々、果ては小説の中の暗号、音符、日本語の約物まで、形のおもしろさに魅かれて集めた、121項目の古今東西の文字・符号・記号・暗号のカタログ集。
・使えないスプーン / 竹俣勇壱
ジュエリー、生活道具、茶道具の制作を手掛ける金工作家、彫金師の竹俣勇壱が、坂田和實が欧州でこつこつ買い集めた中世のカトラリーからなる辰澤コレクションをベースに、自身の蒐集物を加え、合計74点のカトラリーを収録したコレクション・ブック。
・THE UNBELIEVABLY FANTASTIC ARTISTS’ STICKERS BOOK
ウォーホル、ダニエル・ジョンストン、五木田智央、奈良美智、レイモンド・ペティボンに、マルセル・ザマなどなど錚々たる現代アーティスト42人の350枚以上の作品が「剥がせるステッカー」として収録されたステッカー本。
・Des oiseaux / Sebastião Salgado
「神の眼を持つ報道写真家」と称された、ブラジル・ミナスジェライス州出身のフォトグラファー、Sebastião Salgado(セバスチャン・サルガド)による「鳥」の写真集。
・ONE BIG BANG / Adel Abdessemed
アルジェリア生まれのフランス人アーティスト、アデル・アブデスメッド(Adel Abdessemed)の作品集。鳩とダイナマイト、猫とダイナマイト、花瓶とダイナマイト…。微細な緊張感を帯びた、木炭とパステルで描かれた78点のドローイングを収録。
RECOMMEND BOOK !
グルジア語には「雨」を表す言葉が64語存在するそうです。
本書『RAIN』は、2022年にジョージア(グルジア)の「Writers’ House of Georgia」で開催された展覧会「The Palace of Concrete Poetry」に伴い刊行された作品集。
LA生まれのアメリカン・ジャパニーズアーティスト、デヴィッド・ホーヴィッツ(David Horvitz)は、ジョージア人キュレーターであるエレーネ・アバシゼ(Elene Abashidze)と協力し、言葉を集めました。
「春の雨(薔薇のための雨)」「心地よい霞のなかの小雨」「速くてシャワーのような雨」「葉っぱについた露」・・・。
水が空から地上へと降り、私たちが知覚する様々なヴァリエーションがおさめられた雨の風景。
おなじく、雨にまつわる言葉が数多くある日本語圏のわたしたちにも、この感覚はすんなりと伝わるでしょう。
けれどこの豊かさは気候危機の影響によってどう変化していくでしょうか。この繊細な表現が通用しなくなっていくということ、我々が失うことになるものをもこの作品集は可視化しているともいえるかもしれない。
本書では、グルジア語のアルファベットを雨粒のように配置したコンクリート・ポエトリーと共に、ラテン文字を使ったグルジア語の発音表記、と英語への意訳が掲載されています。
静かな雨の日にぴったりな、うつくしい、ことばのアートブックです。
限定1000部発行。
枝葉末節な日々
今週の担当:(杏)
6/6(金) 新しく長者町に出来るホテルのウェブメディアの取材。ライターは武部くん、写真は以前うちでも展示をしてもらった池野詩織ちゃん。安心感のあるメンバーで楽しい時間だった。夕方からゆいちゃんも来てくれて、週末のイベント「言の菓」の準備をする。当店のスタッフでもあるゆいちゃんは、菓子屋おむすびという屋号で活動している和菓子作家。「言の菓」は、本から受けたインスピレーションを和菓子で表現するという企画で、今回はギャラリーを使って喫茶形式で開催する。それぞれがひとりの時間を存分にあじわえるよう客席は4席だけにして、参加者同士の目線があわない配置を心がけた。最後に、ゆいちゃんのリクエストで、窓に近い壁にあいちゃんの絵をかける。自然光のあわい光と呼応してまるで発光しているかのよう。あいちゃんは元スタッフで画家。私たちが所有している作品は、窓のような、光のような十字の線が二重に描かれているもので、ぼうっと観ていると吸い込まれそうな、それでいて気持ちが鎮まるような不思議な印象を受ける。『みずうみ』にも、今回のお菓子にもぴったりだなと思う。保健所の検査も無事に終了し、あとは明日を待つばかり。夜、ミニトマトとアスパラのパスタ。すこしずつ、はっちゃんの体重が減っている。今は尿路結石の療法食を食べているのだが、最初はもの珍しさからか問題なく食べてくれていたのに、ここ数日、ぼちぼちの量しか食べていない。エリザベスカラーのストレスなのかもしれない。
6/7(土) 早めに出勤してイベントの準備。「喫茶 言の菓」はゆいちゃん企画運営のイベントなので、私たちはサポートくらいしか出来ることがないのだけど、ゆいちゃんがやりたいようにやってもらえる場所をつくれたことが本当によかったなと思う。とはいえ初日なので、本屋にいてもそわそわする。無事にみんな来てもらえるのか、反応はどうか、明るさは十分か。1時間ごとに区切って『みずうみ』を読みながら、和菓子とシュクレさんのハーブティーをゆっくりと味わっていただくというもの。参加者の人たちは静かに、余韻をかみしめるように帰っていく。きっとみんな、まだ物語のなかにいるのだろう。あとで聞いたところ、階下の喫茶プロローグで本の続きを読んでいった人も複数人いたらしい。「すごーくよかった」「まぼろしみたいな時間だった」「天才」などなど、感想を残してくださる方もいて、ほっと胸を撫でおろす。本を読む時間、それこそがON READINGの店名でもあるので、ゆいちゃんのおかげでそうした時間がつくれたことがとても嬉しい。閉店後、栄にオープンしたSET UPPER HAMBURGERのレセプションイベントへ。ご近所飲食店のコアラド/シヤチル系列の新店舗で、元々はMAISON YWEがあった場所を改装してハンバーガーショップとして生まれ変わった。構想段階からちらちらと話をきいていたので、実際に出来上がった姿を見ると感慨深いものがある。ホールを担当?していた鷹見くんのおススメで、私は「SET野菜バーガー」をチョイス。これが本当に美味しかった。KISOのバンズがカリっとモチッとで茄子もトロトロ。お肉を使っていないのが信じられないくらい満足感がある。よっさんは、店名を冠した「セットアッパーハンバーガー」。100%ビーフのWパティと、チーズ、トマト。FRPをふんだんに使った内装も見どころ満載で、設計したSくん、Tくんにあれこれ聞いてしまう。昼の通常営業の時にもまた行きたい。
6/8(日) 朝、SUNのトースト、ブロッコリーとハムエッグ、人参とツナのサラダ。「喫茶 言の菓」二日目。時間になっても来られない方がいて電話をかけると「申込ができていると思わず、予定を入れてしまった」とのこと。当店ではご予約フォームでお申込みいただくと自動返信メールが届く設定になっている。この自動返信メールが「届いていない」と、ご連絡をいただくこともしばしば。大概は迷惑メールフォルダに振り分けられていることが多いので、お電話やDMでご連絡いただければこちらで確認してお伝えできるので問題ないのだが、今回のように、届いていない=申込自体が何らかの理由で出来なかった、と思ってしまう方も稀にいらっしゃる。メールのセキュリティが強化されるのは必要なことだけど、使う側のリテラシーは変わらないままなので、このすれ違いはどうしたら解消されるのだろう。(もちろん申込フォームには届かなかったらご連絡くださいと記載しているのだが)お互いにとってとても残念だし不幸なすれ違いなので、解消できたらいいのだけど。営業中、ポストに郵便物を出しにいくと、噴水のあるちょっとした広場で自転車になんか看板をつけてベンチに座っている人がいる。近づいてみたらNさんだった。Nさんは時々、自転車でよさげな場所を見つけては看板を出して、本を自由に読んでもらう「移動図書館」をやっている。今日は東山公園にいた。Nさんから話には聞いていたものの、はじめてやっているところを見たので、喜んでZINEを見ていると、さっと座布団を出してくれた。今日のラインナップは『地震日記』や、ぐっさんのZINE、新多正典さんのZINEなどなど。when pressの亀山さんとManila Books & Giftの桂井さんのZINEを読ませてもらいつつ、あれこれおしゃべり。そろそろ梅雨入りするので、しばらくお休みなのだとか。路上で偶然、事故のようにZINEと出会うって、面白すぎる出会いだな。閉店後、「喫茶 言の菓」の打ち上げを兼ねてロイヤルホストへ。迷いに迷った末、黒×黒ハンバーグ+オニオングラタンスープセットにする。シェフのきまぐれサラダをシェア。
6/9(月) 朝、SUNのトースト、人参とツナのサラダとハムをのっけてオープンサンド。ヨーグルト。昼過ぎから雨になる。どうやら梅雨に入ったらしい。気圧の影響か、朝からずっと耳がぽーんとしていて、呼吸が浅い。ちょっとこれではどうしようもないな、と休憩をもらって、本来は定休日だけど臨時営業していた喫茶プロローグへ。お客さんがみんなそれぞれおひとりずつ、静かに本を開いていた。いい風景だな、と思う。私もそこに加わって、キャロットケーキとカフェラテをいただきながら、小一時間ほど集中して本を読ませてもらった。週末の「言の菓」でも、忙しない日常のなかで集中して本を読む時間を作ることがなかなかできなくて、と話してくれた人が何人かいたとゆいちゃんから聞いた。仕事中はもちろん、移動中でも家にいてもスマホから情報がじゃんじゃん入ってくるし、子育てしていたり猫がいたり同居人がいるだけでもなかなか難しいのかもしれない。本を読むということはひとりになることだ、と文芸評論家の三宅香帆さんも『いま批評は存在できるのか』の中で発言されていたけど、本当にそうだと思う。「貸し切りですね」と、はるかちゃんに言われてふと周りを見渡すと、店内に私ひとりになっていた。贅沢な時間をすごしてすっかり気分もよくなった。閉店後、たまりにたまった仕事を片付けるべく、ガストで、もとい、からよしで、夕飯をすませて残業。おろし唐揚げ定食。
6/10(火) 朝から雨がずっと降っている。今日はひさしぶりの予定のない休日なので、衣替えを最優先事項とする。クリーニングを取りに行くついでに近所でランチ。カフェメルスは5月末に近所にオープンしたお店。とはいえ看板には「since 1979」とあり、100メートルも離れてないくらい近所から移転してきた。元々、我々が愛してやまないパンダラーメンの並びにあったので、外観は見ていたものの、大学生のコンパっぽい雰囲気のお客さんでいつも満杯だったのと、ハイカロリーメニューに怯んで入ったことがなかった。移転した新店舗は、アメリカンダイナー風の雰囲気は旧店舗のまま、ガラス張りで店も駐車場も広くなって入りやすくなった。予想通り「にんにくピラフホワイトソースがけ」「石焼ねぎ塩豚バカ丼」「焼きそばホワイトソースがけ」「豚バカロコモコ」となんだかわからないが大学生が大喜びしそうなメニューばかり。よっさんも大喜びで、シグネチャーメニューと思しき、にんにくピラフホワイトソースかけを迷わずチョイス。私はよくわからなくなって、おろしとんかつ定食。しかしごはんが大盛だった。あとから隣席に二人組がやってきた。おひとりは初めてで、もうひとりは20年来の常連。慣れた様子で、「石焼デミグラスオムライスを普通のお皿で。あと、普通のピラフのホワイトソースがけ、ちょダブで」と二人分をオーダーしている。メニューにはない裏技の連続!しかも「ちょダブ」って何だろう、と思っていると「ちょダブってなに?ちょっとダブル(少なめの大盛)?」「いや、超ダブル。俺、20年くらいちょダブしか頼んだことない」と話している。そういえば、見渡すと中高年のお客さんが多い。恰幅のいいサラリーマンの団体やおひとりで手帳をひろげて何か書いている女性、おしゃべりしているマダムたち。そうか、人生だ、と思う。学生の頃、友だちと入り浸っていたり、もしかしたら初めてのデートもこの店だったかもしれない。そうして大人になってもずっと通い続け、結婚して子どもができて一緒に来るようになったり。懐かしくなって時折、地元の仲間と集まったり。そういう人の人生と共にある店なのだろう。店を出るなりよっさんが「これ日記に書くやつだね。古賀さんなら面白く書くだろうな」とか言ってくる。そうだね、古賀及子さんならね。帰宅して、はっちゃんのエリザベスカラーをいよいよ外したら、すぐさま患部をなめはじめてしまう。残っていたかさぶたもなめてしまったようできれいになくなっていて、けれどまだ毛の生えそろっていない手術痕は赤くなっている。あわててもう一度カラーを装着する。いつになったらとれるのだろうか。韓国映画「THE SIN 罪」を観る。ゾンビ映画と思いきやあれやこれやの展開と、情報があとから追加されるタイプの演出で、途中居眠りをしていたよっさんは「ちっともわかんなかった」という。私も謎だらけだったので、巻き戻しながら気になったシーンを見返したりなど。前半のダンスのシーンが美しく、全体をとりまくアンニュイな雰囲気もよかった。夜、そうめん、茄子の揚げ浸し。
6/11(水) 店はゆいちゃんにお任せして東京へ。前回の出張時に行けなかった、ヒルマ・アフ・クリント展を観に東京国立近代美術館へ。日本では初めての大回顧展で最終週だったので、多くの人で賑わっていた。3メートル超の10点組の作品が圧巻で、これは、展示を観に来てよかったな、と思う。17歳の頃に神秘主義と出会い、交霊術も行いながら抽象的な絵画を描きつづけた。科学と信仰も垣根なく世界の不思議さに夢中になっていた時代。”あちら側”の引力の強さに、すこし怖くなったりもした。まだちょっと消化しきれていないので、映画も観ようと思う。亀有まで移動し、アートブックのディストリビューター、twelvebooksの倉庫兼アンテナショップがあるSKWAT KAMEARI ART CENTREへ。乗り換え案内では、そのまま乗っていたら着くような感じだったので安心しきっていたら、「次は終点、北綾瀬~」というアナウンスが。手前の綾瀬駅で乗り換えなければならなかったようだ。北綾瀬で降りて、しかしこの駅にはホームがひとつしかない。この電車が折り返すのか、と気づいて、ひとつ前の綾瀬に戻るために今降りたばかりの電車にもう一度乗り込む。綾瀬に到着したタイミングで、ホームに電車が着いたので咄嗟に乗車しそうになったが、これはまたも北綾瀬行き。あやうくループするところだった。毎度のことながらご飯を食べるタイミングを失し、亀有についた時点で腹ペコ。駅前のネオ中華にふらりと入ったら、テーブルに置かれた小皿や花器がすべてDAISAKさんの器だった。雨の中、14分歩いて到着したSKACは、線路の高架下の巨大倉庫に所せましとアートブックが並ぶ。ON READINGではtwelvebooksが立ち上がった当初から取引しているが、うちで扱っているのはその取り扱いタイトルのほんの一部。なかなか手に取って吟味できるチャンスもないので、気になっていたあれこれ、知らなかったあれこれなど、とにかくページを開きまくる。アートブックは、作品、編集、ブックデザインが三位一体となって初めて完成する。出版社ごとに個性もはっきりしているし、国によって紙や印刷も違う。そのどれもが興味深く、時間を忘れて吟味する。もちろんここは本屋ではないので、親切なキャプションもないしコンシェルジュの接客もない。TikTokでバズってるから、おしゃれスポットとして訪れる人も多い。それでも圧倒的物量のアートブックに囲まれて、全く知らないアーティストの決して安いわけではないアートブックを気に入って、家に持ち帰りたくなるという衝動は、まず本を目の前にしなければ起こりえない。前回の出張時、twelvebooksの濱中さんが語っていた壮大なビジョンには、あてられた感じもあったけど、ここを観るとその説得力が増し増しになる。やっぱりアートブックってめちゃくちゃワクワクする。TEMPORAもON READINGも頑張ろう。めっちゃやる気でた。気づけば18時になってしまったので今日はこれにて終了。東京駅で買ったロールケーキを食べながら名古屋へ帰る。
6/12(木) 朝、グラノーラ。歯医者に行くと「いいですね、よく磨けてますね!」「奥歯にブラシをあてるの上手になりましたね」と1年通ってはじめて褒められた。生まれてこのかた虫歯が出来たことがないので歯医者に全くいっていなかったのだが、その分歯石が出来やすい性質で、むしろ日ごろのケアと定期的なチェックを要する歯の持ち主だったのだ。歯周病の治療がチクチクシュワ―ガリガリと地味に痛いものだったので、ようやく「これをキープしていきましょう」という言葉が聞けて嬉しい。夜、冷蔵庫の野菜たちが元気なくなってきているので、総ざらいせねばと、適当に塩麴つけの鶏肉と合わせてにんじん、ブロッコリー、豆腐、ミニトマトで炒め煮みたいなのを作ったら、ブレにブレて、よくわからんものになった。味見をしてもなんだかよくわからず、しかたがないのでカレー粉を投入。食後、日記を書いていたらよっさんが、となりでバイオレンスな映画を観はじめて観終わった。終わったら次は犬の映画。これは前から気になっていたのでつい一緒に観ちゃう。はっちゃんもなぜか真剣に見ていた。映画のなかで、捨てられた犬が名前を尋ねられて「”クソ犬”だよ」と答えるシーンがあった。昔聞いた話で、人間に飼われていた動物たちは天国についたとき神様に名前を尋ねられるという。その時、うちの猫たちには「はち、または”かわいい”だよ」と答えてほしいと思う。映画の犬たちを撫でてあげられない分、はっちゃんさくちゃんをたくさん撫でる。
EXHIBITION INFORMATION

【EXHIBITION】2025年7月5日(土)~7月21日(月) ON READING店内
NOBUSE NOBUYO exhibition 『光合成の練習』
愛知在住のイラストレーターで文筆家の、ノブセノブヨによる展覧会を開催します。

【EXHIBITION】2025年7月11日(金)~7月14日(月) ON READING GALLERY
vent de moe 2025 summer exhibition 扇子・小物展示販売会花は忘れる、風は覚えている。Flowers Forget. Wind Remembers.
従来の枠にとらわれない自由でコンテンポラリーな扇子ブランド、vent de moeの展示即売会を開催します。
♪ Now Listening
At the Party / DRIFT
数々のヒット作も生み出しているフランスの人気音楽プロデューサー、Renaud Letangによる新たな音楽プロジェクト、DRIFTの1st Album。FeistやBenny Sings、Chilly Gonzalesなどなど、これまでタッグを組んできた錚々たるミュージシャンをフィーチャリングし、ディスコ・ポップ、ヒップホップ、ジャズなど様々なジャンルをミックスさせ、プログレッシブで洗練されたサウンドに仕立てあげた極上の一枚。
今週はこのあたりで。
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