NEWSLETTER FROM ON READING 2025.05.16

名古屋のbookshop & gallery ON READINGから、週に一度のニュースレターをお届けします。
ON READING 2025.05.16
誰でも

こんにちは、ON READINGの黒田義隆(義)と黒田杏子(杏)です。一気に25度を超える夏日が到来。Tシャツがあっというまに品薄になりましたが、再入荷&新作のリリースも予定しております。いろんなプロジェクトが一気に動き出した感じ。不安もいっぱい、期待や楽しさもいっぱい。(義)

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NEWS

↓岐阜県大垣市で開催されるこちらのイベントに、トークイベント&出張販売で参加させていただきます。

『極端から最も遠い朝』
2025年6月1日(日)
〈トークイベント〉14:00〜15:00
〈POPUPストア〉10:00〜16:00
※まちなかスクエアガーデン (@machinaka_sg)  内の企画。雨天決行。
会場:岐阜県大垣市東外側町2-8 Paul Apartment(キッチン雑貨PAUL2階)
トークイベント申し込み:https://forms.gle/FotJRMJbvXE9dyEv5【無料・先着順】

まちなかのオルタナティブな学びの場を、新しくできた「Paul Apartment」(キッチン雑貨PAUL2F)にて開催します。今回は、名古屋の本屋ON READINGの店主2人をゲストに、これからの本や本屋について語るトークイベントを行います。会場内では、POPUPストアも出店しますので、あわせてお楽しみください。

出店:ON READING(本屋)、keu(セレクトショップ) @keu_obj 、ZINE TONIC extra issue(ブックギャラリー) @zinetonic 、キッチン雑貨PAUL(フード・ドリンク) @paul_alfa_

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EVENT

岡野大嗣&小坂井大輔 W刊行記念トークイベント
日程:2025年5月31日(土)
時間: 開場 13:00 開演 13:30~
入場料:2,000円(ON READINGお買物券500円分付)
定員:25名(要予約)
予約・詳細:https://onreading.jp/event/okano_kozakai/

残席わずかです!

『あなたに犬がそばにいた夏/岡野大嗣 (著), 佐内正史(写真)』(ナナロク社)と、『KOZAKAIZM/小坂井大輔 (著)』(短歌研究社)の刊行を記念して、歌人である岡野大嗣さんと小坂井大輔さんを招いてのトークイベントを開催します。

『あなたに犬がそばにいた夏』はこの日、特別先行発売となります!ぜひご参加ください!

出張 やまだしん灸 at ON READING
次回開催日:2025年6月13日(金)、14日(土)、28日(土)

料金:6,000円(税込)
施術:約1時間 ※施術は完全個室状態で行います。
予約・詳細:https://onreading.jp/event/yamada_shinkyu/

やさしい「はり」とあたたかい「お灸」でメンテナンス。

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入荷情報 PICK UP

【サイン本ご予約受付中】あなたに犬がそばにいた夏 / 岡野大嗣(短歌)、佐内正史(写真)
歌人の岡野大嗣が生まれ育った大阪の街を、写真家の佐内正史と巡った夏の記憶。2023年の7月と2024年の8月、2年をかけてつくった短歌102首と写真42枚を収録。造本は180度開くコデックス装で、写真が美しく展開されます。

夢のかなたの街 / 川崎大助
インディペンデント・カルチャー雑誌『米国音楽』の元編集者で作家の川崎大助が、渋谷系を筆頭に日本と世界のカルチャー・シーンが今よりも密接だった1990年代〜ゼロ年代について綴った回想録。

【サイン本】湖まで / 大崎清夏
いまを生き、いまを描く詩人・大崎清夏による、詩と散文のさきに見出された光り溢れる初めての書き下ろし連作小説集。ひとと出会い、土地に触れ、わたしはわたしになっていく。みずからの世界の扉をひらく全5篇。

哲学対話日記 2 / 小川泰治(編)
様々なバックグラウンドを持つ人同士が集まり、哲学的な思考を通じて対話することで、お互いの違いを認めたり、共通の課題に対して考えを深める「哲学対話」。

WORKSIGHT 27 消費者とは Are We Consumers ?
 黒鳥社が編集・制作を担当する、「自律協働社会」という社会像を手がかりに、これからの社会を考える上で重要な指針となりうるテーマやキーワードを拾いあげ、探究・発信するマガジン『WORKSIGHT』。今号のテーマは「消費者とは Are We Consumers ?」。  

YOKOKU Field Notes #03 インドネシア・集まり方の作法
未来社会のオルタナティブを研究・実践するために、コクヨ株式会社の研究組織として発足したリサーチ&デザインラボ『ヨコク研究所』によるレポート・マガジン〈YOKOKU Field Notes〉第3号。

サランラン 사란란 (Sa-lanlan) / 川島小鳥
写真家・川島小鳥が、ソウルの街を歩きながら撮影した写真集。秋から冬、ソウル。次の春が来るまでの7ヶ月間。そこで触れた夜の街、澄んだ空気、漢江、寂しさ、ひしめく情熱、出会った人たち。ひとり研ぎ澄まされて歩いた街がだんだん馴染んで、すこし優しくなっていく。 凝縮と解放の写真たちが1冊の作品に。  

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RECOMMEND BOOK !

身体のまんなかのところに、大きな湖がある。
それはいつか八ヶ岳のどこかで見た、名前も忘れてしまった湖によく似ていて、鏡のように凪いでいることもあれば、風が吹けば水の波紋が立ち、大雨が続けば溢れ、日照りが続けば涸れかける。その湖の畔にしゃがみこんで、小さな女の子が木の葉や木の実を並べておままごとをするように、料理をし、洗濯物を干し、本を読み、買いものをして、わたしは日々の暮らしを立てている。
大崎清夏『湖まで』(palmbooks)より

またまた、大切な一冊ができました。

いまを生き、いまを描く詩人・大崎清夏による、詩と散文のさきに見出された光り溢れる初めての書き下ろし連作小説集。ひとと出会い、土地に触れ、わたしはわたしになっていく。みずからの世界の扉をひらく全5篇。 自分のなかにある湖で佇むこと、ふたり暮らしの部屋から引っ越しをすること、自分の仕事を始めること、ギターを買うこと、その日が記念日になるほどの特別な出会い。

ゆるやかに連なっていく物語の登場人物たちは皆、それぞれに大きな喪失を抱えながら、人と出会い、自分と出会い直して、ゆっくりと新しい道を歩んでいく。

引用した冒頭の一行から、ぐぐぐーっとひきこまれました。そうだ、『目をあけてごらん、離陸するから』もそうだった。大崎さんの言葉には、とんでもない引力がある。

初回入荷分はサイン入り!大崎さんによる、ちいさな湖のイラスト付です。

ただいま、夏にイベントができたらなあと企画中です。お楽しみに!

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枝葉末節な日々

今週の担当:(杏)

5/9(金)  朝、グラノーラ、ヨーグルト、ゴールデンキウイと文旦。連休中に購入したCatlog Boardが届き、トイレの下にセッㇳした。これで、二匹のトイレの様子(体重、尿量、便量、滞在時間、回数)がリアルタイムにわかる。これまで動物病院で聞かれても、曖昧なことしか答えられなかったので、データがとれれば、普段とそうでない時の差も見つけやすくなるはず。数日前から容体も落ち着いていて、トイレに座っている時間もあきらかに短くなってきたので、通知がきてものんびりした気持ちでチェックできる。「はちさんがおしっこをしました」という文字だけ見てもかわいい。夕方から、ユカワアツコさんの展示の搬入。今回ユカワさんは、活版印刷所からもらい受けた、文選箱(活字を拾うときに使用する箱)を支持体にして、「文」なす鳥=文鳥を描いている。ユカワさんは普段から、野鳥の観察を元にほぼ原寸大の鳥を、古い引き出しや箱などの家具の一部に描いている。その筆致は驚くべきリアルさで、DMを配っていても「写真の展示ですか?」と言われたほど。ユカワさんの作品を本棚の間に作品を設置すると、まるで、そこに鳥がいるかのような臨場感を感じる。ユカワさんの描く鳥の瞳があまりにも力があるので、「なぜこんなに目力があるんですかね?」ときいたら、ユカワさんは「野鳥はあまり人間と目を合わせないんだけど、飼い鳥はやっぱり人間にアピールするんだよね」と、鳥の話をしてくれた。私はユカワさんの絵の話をしていたのだけど。本当に鳥がお好きなんだな。今回の展示では、ギャラリーの中は文鳥を中心とした飼い鳥が、外(書店部分)には野鳥がいる。本棚のあいだに鳥を置きたい、というユカワさんたってのご希望で、今回の展覧会が実現した。夜、よっさんお得意のチキンソテー、もやし炒め、豆腐とえのきの味噌汁、きゅうりのツナ和え。

5/10(土)  朝、ごはん、味噌汁、納豆、しいたけを焼いてしょうが醤油をかけたもの。オープン前からユカワさんの作品を観に遠方からはるばる来てくださった方がご来店くださって、開店1時間で約半数の鳥が飛びたっていった。ユカワさんはご在廊されていなかったのだが、お客さんが皆さんとても穏やかで優しくて、私が一人バタバタしていてもあたたかく見守ってくださった。お客さんも鳥がお好きな方が多く、文鳥は犬のように家庭内ヒエラルキーをつける(その方は最下位なのだそう)という話や、今回も描かれている「雪加」という鳥は葦原によくいるけれど、草の中で隠れているし動きが早い鳥である(ので、こうやって姿を描くことができるユカワさんはよほど回数や時間をかけられたのだろう)という話など、かえってお客さんにいろいろと教えてもらう。夜、スーパーで安くなっていた一口餃子、卵スープ、長谷川あかりさんのレシピで小松菜の塩だけおひたし。塩と水でさっと火を通すだけのシンプルレシピで、味仙の青菜炒めぐらいジューシーで美味しい。

5/11日(日)  朝、ごはん、卵スープ、ハムエッグ、小松菜の塩おひたし。連休の間、問屋からの新刊の納品が止まっているため新刊台がすっきりしてきたが、直取引の雑誌や今日開催の文フリ東京に合わせて作られた様々な個人出版物の納品ラッシュで、売り場が手狭になってきた。そこで、入ってすぐのフロント平台に、寺井奈緒美さんの『おめでたい人』と一緒に置いていた古賀及子さんのエッセイ2冊を新刊台に移し、代わりに最近発売になった個人出版物より、佐々木ののかさんとしいねはるかさんの往復書簡『ほんとうは、どうしたい? ー他の誰でもない、この人間を生ききることー 』と、しいねはるかさんの『未知を放つ』、星野文月さんの『不確かな日々』、蟹の親子さんの『モチベーション』を並べた。閉店間際に来たMさんに、ここってどういう並びなんですか?と聞かれる。上記のような単純な理由だったので、がちがちに文脈を考えていたわけではなかったのだが、話しながら考えてみると、この4冊の本の著者はみな、さまざまなきっかけで東京を離れ、自身の生き方や人生に逡巡しながら生きていて、そのトライ&エラーを言葉で綴っている。自然と引き合っているのか、面白いものだな、と思った。夜、よっさんが先日から行きたがっていたステーキガストへ。と思ったら、なんと閉店していた。いつの間に…!残念な気持ちで、近くのココスへ。ココスと言えば、で、包み焼きハンバーグ。メニューや、料理を届ける給仕ロボに、北澤平祐さんのイラストレーションが描かれていた。はちは、今回の薬は飲めるけど、病院から出ているシロップのサプリが苦手で、毎回泡を吹いて嫌がる。それが不憫で錠剤のサプリを取り寄せてみたが、これもぺっと吐き出してしまう。失敗。

5/12(月)  朝、グラノーラ。店を途中で抜けて星が丘のトドへ。四季を食であじわうという元トドの柿澤さん企画の”siki”というイベントで、菓子屋おむすびこと、ゆいちゃんの和菓子とトドの牧野さんのドリンクがペアリングで3皿楽しめる。二十四節気の「清明」「穀雨」「立夏」という春から夏への季節のうつりかわりをそれぞれに表現した三皿は、見た目にも美しく、口に含めば驚きの連続で、テーブルを共にした8名の参加者どうし、目をまるくしたり、口々になにかいいあったりした。出てきたもののすべてが光をまとって輝いていて、眩しかった。複雑で豊かなものを体験しているのに、口から出てくる言葉は、すごい、綺麗、おいしい、かわいい、ばかりで、でもそれがとても楽しくて心の底から思う存分はしゃいだ。ゆいちゃんは日ごろから、言葉を起点としてお菓子をつくることが多く、牧野さんは情景を思い浮かべて飲み物をつくることが多いのだという。それもある種の共感覚みたいなものなのかなと思った。ゆいちゃんが、和菓子と言えば桜餅や柏餅、葛まんじゅうや栗きんとんなどが有名だけど、もとより和菓子は、四季だけでなくそのあわいの、季節のうつろいを表現するのが得意なのだ、と話していたことになぜかすごく感じ入ってしまった。帰り道にRちゃんと、言語という道具はある程度は共通認識があるけど、味というものは自分が感じている感覚を他者と共有することができないから、それをペアリングするというのは、とても難しく、奇跡みたいなものなんじゃないかと興奮して話しながら歩いた。ゆいちゃんが来てくれてから、「食」という世界について触れたり考えることが多くなって、それがとても楽しい。夜、麻婆豆腐、卵スープ、新たまねぎ、しゅうまい。麻婆豆腐が辛くて米が足りない。お腹いっぱいだけどおかわりをする。久しぶりにお腹ぱんぱん。

5/13(火)  はっちゃんを病院に。容体も順調に落ち着いてきてますね、あと一週間分お薬出しておきます、とのこと。このまま落ち着いてくれたらいいのだけど。帰宅して、Rちゃんからもらったtitbit!さんの米粉の食パン。「けっこうごはんですよ」ときいていた通り、けっこうごはんだった。もっちりしていて自然な甘味があって、とっても美味しい。titbit!さん、定休日がかぶっているのでなかなかいけないのだが、去年秋の円頓寺本のさんぽみちの際に、ようやく伺えて爆買いした。今、Rちゃんもゆるグルテンフリー生活をしているらしい。我々はグラノーラも食べてるし「ゆる」までも行ってないぐらいだけど。今日は、sheepの山川さんに会いにcontへ。扉を開けるなり「お久しぶりじゃないですか~~~~」と笑ってくれる。実際、いつぶりか思い出せないくらいにお久しぶりだが、おしゃべりが楽しいのは相変わらず。キャンドルのことやお店のことや昨年の「土から生える」のことや、秋の期間限定ショップについてもいろいろとアイデアやアドバイスをいただく。お次は、「北海道八雲町展」を観にhaseへ。『熊彫』取材で八雲町を訪れたのは2017年。その頃にはなかったお店が出来て、いなかった作り手が増えて。八雲町の木彫り熊文化が次世代にいい感じで繋がっていくといい。夜はzoomでもうひとつ、個人書店のネットワークづくりのミーティング。夜、スーパーで見かけた「たこめしの素」で炊き込みご飯。昨日の卵スープの残り。スーパーのお惣菜のカニクリームコロッケ。長谷川あかりさんレシピの小松菜の塩おひたしをもう一度作る。前回は2把のレシピのところを1把でやったので2日目には塩が強くなっていた。今回は、塩水を半分にして、すぐに食べない分は塩水からあげて保存することにしてみた。前回の方が美味しかった。

5/14(水)  猫が水を飲む音で目が覚める。はっちゃんはぺちょぺちょ言ってるわりに、見たところそんなに飲めておらず、さくちゃんはごくごく喉を鳴らしながら飲んでいる。この音ははっちゃんだった。開店前に打ち合わせがあり、さっとグラノーラを食べて出かけようとしたところ、はちの様子がまたおかしいことに気づく。トイレに何度も行っては長く滞在している。昨日はむしろ、めちゃくちゃおしっこが出ていてCatlog Boardを疑ったり逆に心配したりしていたくらいだった。これは再発かもしれない、と、私だけ打ち合わせに行ってよっさんに病院に連れて行ってもらうことに。憧れていた方とのわくわくするような打ち合わせで、胸をときめかせつつも、よっさんからは何度もLINEや電話が来ている。どうやらかかりつけの病院が休診日だったようだ。先日深夜に駆け込んだ動物病院に再び行くか、夕方まで待って、もうひとつの近所の病院へ行くか。別件で打ち合わせ予定だったゆいちゃんに連絡すると、奇跡的に出勤できるとのことで来てもらうことに。絶対に今日やらなければならない仕事だけシャカリキに済ませて交代してもらうことになった。そうこうしている間にも、トイレを映し出しているペットカメラの動態検知や、Catlog Boardからの通知がやまない。はちが何度も何度もトイレに行っている。帰宅すると、玄関には嘔吐のあとが。巨大な毛玉を吐き出している。深夜に行った動物病院も夕方までお休みだったので、今日はもうひとつの近所の病院が空くのを待つことにした。2週間での再発、これは手術をしなければいけなくなるだろう、と思った。元々、深夜に行った病院とかかりつけの病院が、真逆に近いことを言っていて、おちついたら今回の病院にセカンドならぬサードオピニオンを聞きに行こうと思っていたのだ。一度電話をして教えてもらったアドバイス通り、夕方の診療時間の少し前に病院に行くと、続々と人と動物が集まっている。普段のかかりつけ医はひとりでやっている小さな動物病院なのだが、今回は病室もお医者さんも看護師さんもたくさんいる大きな病院なので、いつもと全く違う様子なのが新鮮で、キョロキョロしてしまう。いろんな犬がいる。うさぎもいる。ふわふわの猫も見える。診断は、やはり尿道閉塞の再発。先日詰まったのと同じ結石だった。「以前、手術を勧められていたので、覚悟はしています」と伝えると、手術は必要だが、私たちが想定していた尿道を新しく作るという手術の他に、まず結石だけ取り除いて成分を調べるという案もありますよ、という回答だった。今ある結石が1,2個なので、これを取って検査して、気をつけて生活していけば今後新しくできずに済むかもしれない、とのこと。説明も丁寧で、病室も清潔で器具も最新で、ここでならと思い、このまま手術の予約をお願いすることにした。一旦帰宅して少し休んでから、もう一度店に行く。ユカワさんの展示を見に来てくださった方もおられたようで、早仕舞いしようかと思っていたのでゆいちゃんのおかげで通常営業ができて本当に助かった。閉店後、和菓子作家であるゆいちゃんとの企画「言の菓」の打ち合わせ。今回は、喫茶で提供する。ご来場者は、よしもとばなな『みずうみ』から着想を得た和菓子とお茶、そして『みずうみ』をあじわう。ゆったりお過ごしいただけるように、席の配置をああだこうだと考える。きっといいイベントになる。夜、さわらの塩焼き、小松菜の塩おひたし、納豆、えのきと豆腐の味噌汁、十六穀米。これを書いている今、はっちゃんは私の股の間でぺったんこに伸びてすやすや寝ている。長い、長い一日だった。

5/15(木)  8時頃に目が覚めてトイレに行くと、はっちゃんも猫トイレに来て、ずっと座っている。前回も1週間くらいは滞在時間は長かったので、尿が出ていれば問題ないのだと思うのだが、頼みのCatlog Boardがうまく測定出来ていないようで、出ていても検知されていなかったり逆の場合もあって頼りない。よっさんを叩き起こして、Catlog Boardを裏返してゆらす、という裏技ぽいけど公式が発表している対策方法を試してみる。カメラもつけてはいるので、トイレに入ったかどうかの確認はできるのだが、尿量についてはCatlog Boardが頼りだった。昨日、トイレ掃除をしたりガチャガチャ動かしてしまったのもよくなかったのかも。はっちゃんに薬をあげて、朝ごはん。十六穀米、目玉焼き、ウィンナー、ブロッコリー、小松菜塩おひたし、昨日の味噌汁が薄かったので追加で味噌を入れたら濃すぎた。お客さんの波がひいたところで、歌人の小坂井大輔さんが現れる。再来週のトークイベントが楽しみ。続いて喫茶プロローグのおふたりと北海道話。Reading Mugのキムラさんから最近行ったトークイベントの話。最後に、期間限定ショップの内装を手がけてくれるTくんとSさんと内装に使用する資材の話。ここにいるだけで多種多様な人が数珠繋ぎで来てくれる一日。帰宅が遅くなってしまったので、作るはずだったカレーはやめて、塩麴漬けの鶏肉と新たまねぎの親子丼、味噌汁。卵が一個しかなかったのでつゆだくになった。

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EXHIBITION INFORMATION

【EXHIBITION】2025年5月10日(土)~6月1日(日)  ON READING店内
ユカワアツコ個展『文なす鳥』

精緻な筆致で生き生きとした鳥たちの姿を描き出す、イラストレーター、ユカワアツコによる個展『文(あや)なす鳥』を開催します。岐阜の活版屋さんから引き取った、役目を終えた文選箱に描いた文鳥の作品を中心に展示します。  

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♪ Now Listening

Hers  /  Matt Maltese

ロンドンのシンガーソングライター、Matt Malteseによるニューアルバム。管楽器やピアノ、甘い歌声がやさしく響く、ムーディーでセンチメンタルでロマンティックなラブソング集。

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今週はこのあたりで。

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