NEWSLETTER FROM ON READING 2026.01.16
こんにちは、ON READINGの黒田義隆(義)と黒田杏子(杏)です。寒いですね…!ON READINGは古いマンションの一室なので、少し風が強くふけばガラス窓がガタガタと鳴るし、底冷えもひどい。そうだった、冬ってこうだった、甘かった、と身をこごめながらモコモコの恰好でお迎えしております。何かいい防寒アイテムをご存じでしたら教えてください!(杏)
NEWS
今週末!
2026年1月18日・19日に初開催の「独立出版者エキスポ」にELVIS PRESSとして参加します!出版者自身がブースに立ち、直販&書店様との商談にも応じるブックフェスです。
独立出版者エキスポ
日時:2026年1月18日(日) 11:00~19:00 / 1月19日(月) 10:00~18:00
会場:DAIKANYAMA GARAGE SPACE1(東京都目黒区中目黒1丁目3−12 1F)
入場料:500円(商談者・書店関係者は無料)
詳細:https://qando.co.jp/dokudepo/
入荷情報 PICK UP
・【サイン本】日々のあわあわ / 寺井奈緒美
歌人、エッセイスト、そして土人形作家として大注目の寺井奈緒美による、歌集『アーのようなカー』、短歌とエッセイ『生活フォーエバー』『おめでたい人』に続く、待望の最新エッセイ集!本作のテーマはオノマトペ。
・散文の連なりについて / 高塚謙太郎
詩集『量』でH氏賞を受賞した詩人、高塚謙太郎による約4年ぶりとなる待望の新詩集。目の前の日々を、風景を、つぶさに観察し、自己との往来を重ねながら、なぞるように言葉に置き換えていく。驚いたり戸惑ったり、内側にも外側にもたくさんのものごとを発見しながら綴られた散文詩。
・Tシャツの日本史 / 高畑鍬名
私たちはなぜTシャツを着るのか。なぜ「インする/しない」で悩むのか。誰もが日常的に身につけるTシャツを手がかりに、日本人の美意識、価値観、そして同調圧力の歴史を読み解く一冊。
・アクティビズムのアート/アートのアクティビズム
パリ五月革命からBLMまで、社会運動と結びついたアートの歴史をたどり、抵抗表現が社会を変えた転換点と現代アート・アクティビズムの緊急性を考察する。ソーシャリー・エンゲイジド・アート以後の時代における社会と芸術の関わりを考えるための必読書。
・書かずにいられない味がある: 100年前の韓食文学 / イ・サン
プルコギや冷麺がソウルで日常的に食べられるようになったのは、今からたった約百年前のこと。地方や海外の味が流入し、外食店が増え、朝鮮半島の食文化が大きく変貌していった時代でもある。本書は、今から約100年前の朝鮮半島で書かれた小説や随筆、ルポを集めた「食の文学アンソロジー」。
RECOMMEND BOOK !
この場を借りて謝りたいオノマトペがいる。「バタバタ」だ。「バタバタしているので落ち着いた頃にまたご飯でも」「バタバタしていて返信が遅くなりすみません」など、よく使うオノマトペランキングトップ3には入ってくると思う。(中略)常に何かしらの締め切りに追われているので、バタバタは長年連れ添った相棒のような存在だ。しかし、頼りになるからといってバタバタに多くを背負わせ過ぎてしまった。
新年から嬉しい新刊が発売になりました!!
歌人、エッセイスト、そして土人形作家として大注目の寺井奈緒美による、歌集『アーのようなカー』、短歌とエッセイ『生活フォーエバー』『おめでたい人』に続く、待望の最新エッセイ集!本作のテーマはオノマトペ。
ピロピロ、もちもち、シャキシャキ、ぴかぴか、ぼそぼそ、ビューン、どよーん、キイキイ、わたわた、もちゃもちゃ、ハラハラ、すん、バタバタ、びしょびしょ……なんてことない日々も、蓋を開けたらたくさんのオノマトペが詰まっているーー。
宮沢賢治、ラーメン、あったか下着や牛乳、アニメやミールス、動物園に麦茶にも。わたしたちの周りにはそこにもここにもオノマトペは隠れていて、目の前の事象や今の気持ち何とも言えない雰囲気にぴったりと寄り添ってくれる。これまた、ひぃひぃ笑ったあと、なんか…寺井さんは魔法使いみたいだな~とぼんやり思った。
普段、陽の目を浴びていないようなことばや素朴なものたちや冴えない生活が、活き活きと輝いてみえる。今作も最高です!
47のエッセイと短歌、土人形にくわえ、オノマトペをテーマにした〈あわあわ短歌〉32首も収録。初回入荷はサイン入りです!
枝葉末節な日々
今週の担当:(義)
1/9(金) ロールパン、コーヒー。高塚謙太郎さんという詩人の「散文の連なりについて」を少しずつゆっくり読んでいる。これまでちょっと苦手意識みたいなものがあって、あまり散文詩に触れてこなかったのだけど、昨年の柴田聡子さんの詩集「ダイブ・イン・シアター」を読んだことをきっかけに、俄然興味を抱くようになった。高塚さんの本書は、目の前にあるものや事象、風景を丁寧に観察してなぞるように言葉にしながら自己との往復をしていく、というもの(なのかな)。とにかく、詩(ポエジー)が立ち上がる瞬間がそこかしこに現れていて、数行読むたびにドキドキしてしまう。詩が生まれる瞬間の手触りがあってすごく面白い。今年はもうちょっと詩に接近できたらと思う。夜ごはんは鍋。
1/10(土) 朝、ロールパン、プロローグのふたりにもらったお土産のバウムクーヘン、コーヒー。nakabanさんの展示も終了間際ということもあって、遠方からもたくさんのお客さんが来てくれる。本山のバブーシュカも行ってきました、とか、今から行きますとか、ハシゴしてくれていて嬉しい限り。2会場合わせると、70点ほどの作品が観れるとあって、これは確かになかなかない機会だろう。バブーシュカの少し暗めの照明の店内と、ON READINGのギャラリーのホワイトキューブでは、絵の見え方、印象も変わると思うし、そのあたりも面白いところ。作品も、作品集もよく動いていてありがたい。早速店に持ってきていた本の在庫が少なくなってきたので、営業後、急いで実家に取りに行く。帰り際、名岐バイパスの大光楼でちゃんぽんと皿うどん。いちばん美味い。たかみくんに頼まれていたタオルのデザインも仕上がって無事納品。気に入ってくれたようで嬉しい。アマプラでちょっと話題になっていた「カッコウ」を観る。不条理なフォークホラーでストーリー自体はシンプルなんだけど謎が多くて難解と言えば難解。ただ、ルック?ショット?がいちいち洒落ているので割と没入して観れた。
1/11(日) 朝、鮭茶漬け。とにかく朝から風がめちゃくちゃ強い。ただでさえ、ON READINGの廊下はビル風?がひどいが、今日は台風並みの突風が吹いていて、植物たちも転がってしまったりとてんやわんや。お客さんも寒い寒いと言いながら中に入って来る。夕方から雪もちらつき始め、帰るころにはしっかりと吹雪いてきた。そこまで積もる感じではないのかな。いまだに雪が降ると少しわくわくしてしまう。いろんな音を雪が吸収して静まり返った真っ白な風景に安心感のようなもの感じる。1月生まれだからだろうか?今日はそこまで積もらなさそうだけど。ところで雪降ってるときって車停めた後にワイパー立てるの?立てないの?どっちが正解? 夜は、豆乳鍋。しめはうどん。五香ラー油を垂らすとめちゃくちゃおいしい。
1/12(月) 朝、雪がちらついている。それを窓辺から猫たちが眺めている。朝ごはん(昼兼用)はパスタ。nakabanさんの展示最終日。3連休の最終日ということもあってにぎわう。ゆっくりじっくりと長い時間をかけて展示を観てくださるお客さんが本当に多かった。みな、思い思いに頭の中で旅をしてくれているのかな。
1/13(火) 定休日。ちょっと早起きして9時前に出発し沼津のリバーブックスさんに向かう。昨日まで、『Knitting ’n Stitching Archives.』の展示を開催していただいていたのだが、会期中は都合がつかず、搬出ついでに伺わせてもらったのだ。到着してまずはお昼ごはんということで、店主の江本さんに近所の弥次喜多というお店に連れて行ってもらった。ここの「アジフライ」が本当に絶品。ふわっふわっすぎる。これまで食べたアジフライ史上いちばんおいしかった。江本さんが注文していたジャンボトンカツもお肉が驚くほど柔らかく、なんなんだこのお店は。。。こんなお店が近くにあるの、本当にうらやましい。その後、コーヒーもご馳走いただいて、ようやくリバーブックスへ。写真家として活動もしていた江本さんは以前に名古屋に住んでいたことがあって、ON READINGでも展示や写真のワークショップなどを開催させていただいた方。数年前に前職の出版社を退職されて、あれよあれよという間に地元の沼津に本屋をオープンしていた。オープンするときもZOOMなどで相談を受けたりしていたので、実際にどんなお店になったのか気になっていたのだが、開店2年ちょっとである程度軌道に乗せていてさすがだな~と思う。思っていたより本の在庫も増えていた。本屋始める人、みんなに言っているのだけど、ある程度までは売上と在庫量って本当に比例する。つまりそこそこの在庫を持たないと(余程特別な何かがない限り)どうしても売上ってついてこないのだ。展示の搬出を終えて、リアルな本屋事情などの話を2~3時間して帰路につく。うちはふたりでやっているから、あれこれ相談だったり心配事の共有だったりをできるからいいけど、お店を一人でやるって本当に大変だよな~と思う。リバーブックスはまだまだ伸びていきそう。夜ごはんは富士川SAのらーめん田ぶしで鰹香味ラーメン。帰りの道中は、柿内正午さんのポッドキャスト「ポイエティークRADIO」。青木真兵さんのゲスト回。先日のON READINGのトークで話せなかった、青木さんがやっている「社内ラジオ」の話題。クローズドなメディアがもたらす効用、役割について。確かにすべてのメディアが配信数を競う必要などないし、届けたい人にだけ届かせるという、以前なら当たり前だったかもしれない情報の届け方ってもちろんあるよな~と。青木さんは昔から変わらずずっと有限性の大切さを説いていて、激しく同意する。車中で杏子とNEWSPAPERのための雑談をする。n=1を大切にしたい、手を動かして何かを作るということを促したい、など。
1/14(水) 朝、コーンスープ、母が差し入れしてくれたケーキ、コーヒー。44歳になった。信じられない。nakabanさんの搬出。今日は店も暇だろう、と思っていたがそれなりに忙しく、あわあわしているうちに一日が終わってしまった。夜、ゆいちゃんと3人でロイヤルホストへ。ゆいちゃんの今後のことや、ON READINGの今後のことについて共有。楽しく働いてくれていて本当にありがたい。いろいろ新しい挑戦もできたらな。今年はじっくりON READINGに向き合っていきたいと思う。15周年イヤーなんだよな。帰宅後、録画しておいた今泉力哉さんの新ドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」。年末の本屋チャンネルの年越しイベントで、詩の重要性がますます高くなる気がしているという話をしたのだけど、奇奇怪怪でも、詩って大事になっていくんじゃね、みたいな話題が出ていて驚いた。ちなみに今年はELVIS PRESSより詩集を出版したいと考えている。
1/15(木) 朝一で、歯医者の定期健診。朝ごはんはSUNのトースト。いろいろあってなんだか仕事に集中できず。う~ん。。。とりあえず考える系の仕事は置いておいて、作業的なものから片付けることにする。営業後、バブーシュカにいってnakabanさんの作品を見せてもらう。23時までおしゃべり。みんな、いろいろあるよね。
EXHIBITION INFORMATION
2026年2月14日(土)~ 3月1日(日) ON READING GALLERY
植本一子 写真展 『ここは安心安全な場所』
写真家・植本一子による写真展を開催します。
本展では、昨年刊行されたエッセイ&写真集『ここは安心安全な場所』に収録された馬と風景写真に加え、植本が遠野に通う日々のなかで撮影した写真を展示します。
残席わずか!
<TALK EVENT>「うえもとの現在地」植本一子×高橋翼(予感)
2026年2月14日(土) 19 : 00~
入場料:2,500円(お買物券500円分付き)
要予約:https://onreading.jp/exhibition/anshin/
植本一子さんをゲストに迎え、トークイベント「うえもとの現在地」を開催します。聞き手を務めてくださるのは、前作『それはただの偶然』や日記にもたびたび登場し、昨夏に行われた同写真展では構成を担当された、予感の高橋翼さん。親交のあるお二人だからこそ生まれる会話や、ここでしか聞けないお話があるのではないかと思います。
♪ Now Listening
好評発売中!
ひねくれているのにどこまでもピュア。いじわるなインテリジェンスと人懐っこいメロディーが同居するフリーキーなポップバンド、ジョンのサンによる4部作の3作目。歌、朗読、ラップ、バイオリン、ギター、トロンボーン、シンセサイザー、チェロ、クラリネット、サックス、リズムボックスが、内省的でいて、不思議で穏やかな調和を魅せる、詩情あふれるやさしい音楽。
音が音楽になる瞬間が何度も押し寄せる。 たよりなき音たちの調和。
MVは、『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』の金子由里奈監督!
今週はこのあたりで。
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