NEWSLETTER FROM ON READING 2024.11.22
こんにちは。ON READINGの黒田義隆(義)と黒田杏子(杏)です。プロポリススプレーを買ってみました。先週、尹雄大さんと古橋さんとかすがいの山川さんのpodcastの公開収録に行った際に、しょうにゅうどうのさゆりさんにおススメされたもの。うたうたいが愛用しているのなら間違いない。毎秋、喉からくる風邪に苦しめられているので、今年はなんとか、すんでのところで持ちこたえたい所存です。(杏)
NEWS
TOKYO ART BOOK FAIR 2024
会期・時間:
2024年11月28日(木)12 : 00~19 : 00
(最終入場時間:18 : 30)
2024年11月29日(金)~12月1日(日)11 : 00~18 : 00
(最終入場時間:17 : 30)
会場:東京都現代美術館住所:〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
公式サイト:https://tokyoartbookfair.com/
入場料:一般 1,000円(税込)購入は公式サイトから。
ELVIS PRESSは、TOKYO ART BOOK FAIR 2024に出展します。
11月28日(木)、29日(金)の13時~16時には、オカタオカのサイン会も開催いたします。
ぜひご来場くださいませ。
BOOTH: ELVIS PRESS / ON READING (一階 ENTRANCE AREA)
アートサイト名古屋城 2024
2024年11月28日〜12月15日
2023年よりスタートし好評を博した、史跡が舞台のアートプロジェクト「アートサイト名古屋城」。今秋は、年間200万人以上の人々が国内外から訪れる“観光地としての名古屋城”からインスピレーションを受け、「観光する行為」そのものをテーマに、総勢6組のアーティストによる作品を城内全域にわたって展開します。
また会期中には、夕暮れから夜間にかけて賑わう3日間の限定イベント『ナイトミュージアム名古屋城 』を開催。観光地であり、文化財でもある名古屋城を味わい、新たな魅力に遭遇する体験をどうぞお楽しみください。こちらに歌人の千種創一さんとともに制作した作品を展示します~。WEBSITEも更新されております。ぜひご覧ください。
https://nagoyajo.art/
入荷情報 PICK UP
・【サイン本ご予約受付中(11月下旬入荷予定)】すごい短歌部 / 木下龍也
あなたの短歌に胸を撃ち抜かれる準備はできている。人気歌人の思考回路を明かし、投稿者と腕を磨きあう。現代短歌を牽引する注目の歌人、木下龍也による、全く新しい短歌エッセイ。
・APARTAMENTO ISSUE #34 Autumn/Winter 2024
スペイン発、年二回刊行のインテリア雑誌『Apartamento』。第34号の表紙は、ブリュッセルを拠点に活動するデザイン集団「エスパス・アイゴ(Espace Aygo)」。ロナン・ブルレックやトーベ・ヤンソンの取材記事も。
・喫茶店の水 / qp
アーティスト、qpが、これまで撮り溜めた400店以上の喫茶店の「水」の写真から85枚を厳選し、エッセイを添えた、類書のないフォトエッセイ集。「⽔」から⾒える、喫茶店の世界。
・【TOTEBAG付】I SHALL SING THESE SONGS BEAUTIFULLY / Yorgos Lanthimos
ギリシャ人映画監督、ヨルゴス・ランティモス(Yorgos Lanthimos)の作品集。2024年公開の映画『憐れみの3章(原題:Kinds of Kindness)』の制作中にアメリカ・ニューオーリンズで撮影された一連の写真を収録した一冊。
・Nanga Parbat / 石川直樹
金沢のギャラリー、SLANTが発行する石川直樹のヒマラヤ写真集シリーズ。本作『Nanga Parbat』は、石川にとってヒマラヤ8000m峰14座のうち11座目の登頂となった山。厳しくも個性豊かなパキスタンの山岳地帯の稀有な自然環境とそこに至る苦しみや喜び、麓の村人たちとの交流…。20年以上にわたるヒマラヤとの関わりの中で培ってきた経験を総動員した二度にわたる挑戦の克明な記録。
RECOMMEND BOOK !
人はなぜ庭をつくるのか。この度をしながら、それを考え続けていた。秘密の謎ときができたかはわからない。ただ、いまはこう思う。庭は地上で見られる唯一の夢。失った何かを取り戻すために、人はそれをつくらずにはいられないのだと。(鈴木るみこ)
写真家の戎康友さんと編集者・文筆家の鈴木るみこさんが、雑誌『ku:nel』の取材をきっかきに訪れ記録した、いくつものイギリスの庭の様子を収めた作品集『みどりの王国 The Kingdom of Green』。
美しい花を咲かせ、植物をよく育てる人は、神様から“みどりのゆび(green fingers)”を授けられたのだと、イギリスでは讃えられています。
格式ばっていた英国式庭園を自然に即した庭へと作り変えた庭園家や、芸術の域まで高めたイギリスの女性。その思想を理解し受け継いできた庭師たちの“みどりのゆび”。「変わらずに変わり続ける」庭に胸打たれた鈴木るみこさんは、数年をかけて戎康友さんとともにこのシリーズを形にしました。
英国王立園芸協会ウィズリーガーデン、ピーター・ビールズばら園、ベス・チャトー・ガーデン、チェルシー薬草園にデレク・ジャーマンや、ヴァージニア・ウルフの庭など10か所あまりの魅惑的な庭園と、緑に触れる幸福そうな人々の姿。鈴木るみこさんによる素敵な紀行文と、大判フィルムで撮影された戎康友さんによる美しく力強い写真から、イギリスの庭園の奥深い魅力と、庭師たちの美学がひしひしと伝わってきます。
この度、本書『みどりの王国 The Kingdom of Green』の刊行記念展とトークイベントを開催します。
戎康友
写真展『みどりの王国 The Kingdom of Green』
2024年11月23日(土)~12月8日(日)
※11月28日~12月2日の期間は臨時休業
初日、11月23日(土)の16時からは、写真家の戎康友さん、そして植物愛好家としても知られるデザイナーの黒田益朗さん、文筆家で編集者の綿貫あかねさんによるトークイベントを開催。
黒田益朗さんによる鉢植えの苗(ゼラニウムやアンスリウムなど)の販売も予定しております。 植物、庭園、ガーデニングに興味のある方、写真に興味のある方、出版に興味のある方など、ぜひご来場ください。入場無料ですよ~!
展示会場ではオリジナルプリント付の特装版写真集も販売します。お見逃しなく!
SPECIAL TALK EVENT
日程:2024年11月23日(土)
時間: 16:00~
ゲスト:戎康友(写真家)、黒田益朗(デザイナー)、綿貫あかね(文筆家)
参加費無料・予約不要
枝葉末節な日々
今週の担当:(義)
11/15(金) 朝、SUNのトースト。コーヒー。今日も夕方からミヤザキさんが在廊してくれている。『Knitting ’n Stitching Archives. 』を気に入ってくれて、早速港まちのNUCOにいってIさんが作った素敵なニットのベストを購入していた。すごく似合いそう。夕方、久しぶりに大垣のkeuの横山くんがご来店。横山くんはもともと建築系のデザイナーなのだが、うちで8、9年くらい前にやっていた『写ベリ場』という写真のワークショップに参加してくれていて、そこからちょこちょこ写真作品も作るようになっていき、縁あってLAのノナカ・ヒルというギャラリーで展示をする機会を得たりと活躍の場を広げていって面白い展開の仕方をしていた。さらにノナカ・ヒルが新たに京都にギャラリーをオープンする際に、その設計を頼まれたのだという。すごいな~。。。人生は思わぬかたちでころがっていくものだな~。ちなみにノナカ・ヒル京都は10月にオープンしていて、こけら落としは今井麗さんの展示、12月21日までの開催とのこと。空間も含めて見にいきたいな。ニュースレターの更新をなんとか終えて、帰宅。ここ数日は杏子が忙しいので、晩御飯当番が続く。今夜はキムチ鍋。
11/16(土) 朝、キムチ鍋の残った汁で、キムチうどんに。今日は店内の展示スペースで展示中のふるさかさんが在廊。マタギ直伝のお茶「とりっことまらず(鳥不止)」をお客さんに振舞っている。固くて鋭いトゲが枝についていて、鳥もとまることができない、というのが名前の由来の木。マタギはトゲをもろともせず(?)に枝を刻んで収穫してくるのだという。飲んだお客さんの反応も様々で、う~、無理!という人もいれば、自然のパワーを感じる!というひとも。僕も飲ませてもらったが、コーン茶の味に近い気がした。クセはあるけどこれはこれで飲める。ちょっと薄めに煮だして冷やしたりしたら結構美味しいかも。さらに、ふるさかさんが持ち歩いている(笑)、マタギにもらったという熊の胆嚢(熊胆)を削って飲ませてもらった。こちらはものすご~く苦い。。。でも熊胆は高級漢方として出回っている代物で、実際にふるさかさんはちょっと体調がすぐれないなというときに飲むとしゃっきりすると言っていた。確かに効きそうではある。ちなみに「とりっことまらず(鳥不止)」は展示中は販売しているので、興味のあるかたはぜひお試しあれ。夜はちゃちゃっと適当なチーズタッカルビ。
11/17(日) 朝、トースト、コーヒー、ヨーグルト。ミヤザキさん在廊。杏子はみなとまちまで尹さんの物販に。今日は天気もよくて動物園も激混みで周辺も賑わっていた。お客さんも18時くらいまで、ほぼ途切れず忙しい一日。ミヤザキさんの展示もたくさんの人に観てもらえた。売上も上々でありがたい。20時の閉店時には、ゆいちゃんもさすがにお疲れ。閉店後、展示の搬出作業中にミヤザキさんとホラー映画や怖い体験談をしていたのだが、ミヤザキさんの体験談がめっちゃ怖かった。やっぱりそういうことあるんだな。。。話が盛り上がってミヤザキさんは終電ギリギリになってしまった。帰宅後、鶏肉のバター醤油パスタを作る。最近はChatGPTにレシピを聞くのがマイブーム。
11/18(月) 杏子は朝8:30から「本ちゃんねる」の収録で佐久間裕美子さんのzoomインタビュー。その間、猫たちが邪魔をしないよう寝室で戯れさせたり撫でまわしたりして過ごす。朝は、プロローグさんに貰ったスコーン。ちょっと塩気あっておいしい。出勤後、今日は名古屋城のプロジェクション作品のデータを完成させるべく一日こもる。何とか完成し、千種さんに送る。OK出ますように。夜は、とあるイシューについて個人書店主たちと内沼さんとミーティング。このところ、伝え方、コミュニケーションのあり方について、改めて考える機会が多い。いつもこのメンバーで話し合った後は少しホッとする。夜は店もほとんどしまってしまい行くところがないので仕方なくすき家へ。
11/19(火) だらだらと起床。銀行に行って共済の振込手続き。ドラッグストアに行って掃除用品などを買い込む。杏子がツシマヤマネコの赤ちゃんがみたい(東山動物園での一般公開が11月下旬まで)というので、久しぶりに動物園へ。15時くらいだったので空いているかと思いきやチケット売り場が少し並んでいたり、園内も海外の観光客などでそこそこ賑わっていた。せっかくなので話題のコモドオオトカゲも観に行ってみるが、思っていたほど迫力がなく、周りの人たちも色薄!とか微妙な反応だった。勝手に期待されて、勝手にがっかりされるコモドオオトカゲが哀れに思える。全然ノーマークだったヤブイヌが思いのほかかわいくてテンションが上がる。メンフクロウの寝顔や、王道のコアラ、レッサーパンダなどを眺めつつ、ツシマヤマネコ舎に向かうが、なんと公開が16時までとなっていて既にしまっていた。残念。気を取り直してマヌルネコを見に行くと、人気にあやかってか以前の檻よりも少し広くなって、キャットタワーみたいなものも設置され、活発に動き回っていた。もふもふの図体もお顔も本当にかわいい。帰り、星ヶ丘テラスによって老舗洋食屋マ・メゾンがはじめたラッキースターバーガーでテリヤキバーガーに。レンコンやしそが入っていてさっぱり目で美味しい。帰宅後、録画していた石川直樹さんのNHKスペシャルを観る。
11/20(水) 朝、トースト、コーヒー。映像作品に少しだけ手直しが必要になり、アプリを立ち上げるとデータに原因不明のエラーが。。。が~ん。致命的ではないものの、行程の3分の1くらいをやり直すはめに。集中して作り直してなんとか間に合った。ここ数日、また柳本史さんの作品集やカレンダーの海外からの注文が増えていて、出荷作業にいそしむ。郵便局の方も、海外への荷物に慣れている局員さんと慣れていない局員さんがいて、後者にあたると時間もかかり、不手際がないか、こちらも不安になる。営業終了後もやることが多く、一旦ガストで夕食。残業して帰宅。
11/21(木) 朝から名古屋城での作品搬入。行きしなにコンビニでおにぎりをぱくつく。今日は茶亭のプロジェクション作品の搬入。インストーラーのミラクルファクトリーの方々の臨機応変なプロフェッショナルさに惚れ惚れする。無事、設置も完了し、想像通りの仕上がりになってホッとする。来週は庭園の作品の設置。こちらもうまく行きますように。夕方、店に戻り、今月末のTOKYO ART BOOK FAIRの荷物の出荷準備。これが毎回大変な作業。途中、なか卯によって腹ごしらえした後、23時頃までかかってなんとか目処がつく。たくさん売れますように。作業中、ポッドキャストで「奇奇怪怪」を聞いていたのだが、ちょうど気になっているトピックで、めちゃくちゃ興味深い。というか、本当にゆっくりきちんと考えていかなければまずいなという感じ。衆院選、トランプ、兵庫県知事選挙、リベラル仕草、情報・メディアの摂取の仕方の大きな変化など。つまるところ伝え方の話。ルチャリブロの青木さんのオムライスラジオ『ポスト・トゥルースに向き合う』の回も同様に面白かった。
EXHIBITION INFORMATION
~~~~~ 開催中! ~~~~~
【EXHIBITION】11月23日(土)~12月8日(日) at ON READING GALLERY
戎康友 写真展『みどりの王国 The Kingdom of Green』
写真家の戎康友と、編集者・文筆家の鈴木るみこがイギリスの庭をめぐり、写真と文章で綴った旅の記録『みどりの王国 The Kingdom of Green』の刊行記念展を開催します。
初日、11月23日(土)の16時から、写真家の戎康友さん、そして植物愛好家としても知られるデザイナーの黒田益朗さん、文筆家で編集者の綿貫あかねさんによるトークイベントも。
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【EXHIBITION】11月15日(金) ~ 12月8日(日) at ON READING店内
ふるさかはるか『ことづての声/ソマの舟』巡回展
木版画家・ふるさかはるかが、青森周辺の山の手仕事を取材し、制作した作品集『ことづての声/ソマの舟』の原画となった木版画・ドローイング・ピンホール写真に新作を加え展示しております。
EVENT INFORMATION
『山學ノオト5(二〇二三)』刊行記念トークイベント
「読む生活・書く生活・喋る生活 vol.6 変わっていくこと、変わらないこと-」
青木真兵、柿内正午
日程:2024年12月14日(土) 開演 19:30~
参加費:1,500円(500円分お買い物券付)
定員:20名(要予約)
予約:https://onreading.jp/event/yomukaku6/
「人文系私設図書館ルチャ・リブロ」を運営し、数々の著書やラジオ配信などでも 知られる青木真兵さんと、文筆活動などを行う会社員の柿内正午さんによる恒例のトークイベント。暮らしや思想、社会をめぐる縦横無尽なおしゃべりをお楽しみください!
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宮本匠×高森順子「右肩下がり」を見なかったことにしないで、語りなおそう——
『「みんな」って誰?ー災間と過疎をのびのび生きる』出版記念トークイベント
日程:2024年12月18日(水) 開演 19:00~
参加費:1,500円(500円分お買い物券付)
定員:20名(要予約)
予約:https://onreading.jp/event/miyamoto/
過疎が進む被災地で、問題は解決していないのに住人が「復興した」と感じたのはなぜか。「みんな」という「空気」は、共同体にどのように作用するのか。
「右肩下がり」の社会をのびのび生きるにはどんなやりかたがあるのか、みなさんとともに考えます。場づくり、組織づくりに取り組まれている方、なんとなく今の社会を手詰まりだと感じてらっしゃる方、過疎地や災害後の共同体に関心をお持ちの方、ぜひご参加お待ちしております!
♪ Now Listening
Unusual Object / Josh Johnson
LAを拠点に活躍中のサックス/キーボード奏者、Josh Johnsonの2ndアルバム。ミニマルでありながら多様な音楽性をはらんだ、繊細で美しい、クールなアンビエント・ジャズ。ジェフ・パーカーやサム・ゲンデルなど好きな人におすすめです。
今日のところはこのあたりで。また来週~~!
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