NEWSLETTER FROM ON READING 2026.06.26

名古屋のbookshop & gallery ON READINGから、週に一度のニュースレターをお届けします。
ON READING 2026.06.26
誰でも

こんにちは、ON READINGの黒田義隆(義)と黒田杏子(杏)です。地震やら台風やらで落ち着かないですね。被害が出ている地域の方は、どうかお気を付けください。先日、THA BLUE HERBのBOSSさんが新譜のポスターを持って立ち寄ってくれました!「東京に出て音楽なんて古いんだ 地元もしきれずに何歌う気だ?」2000年くらいにTHA BLUE HERBに出会ってから、いつも彼らの曲に叱咤激励されてきました。心の兄貴。いつもがっちり握手してくれるのが本当にかっこいい。気合い入ります。(義)

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NEWS

WORKSIGHT バックナンバーフェア!
2026年6月27日~8月2日

黒鳥社が編集・制作を担当する、「自律協働社会」という社会像を手がかりに、これからの社会を考える上で重要な指針となりうるテーマやキーワードを拾いあげ、探究・発信するマガジン『WORKSIGHT』。ゾンビ、記憶、詩、ゲーム、料理、鳥類……最新号の「新しい中世」まで、多様なテーマが枝葉のように広がるラインナップをお楽しみください。最新号とバックナンバー、計2冊以上お買い求めの方にに「WORKSIGHTオリジナル測量野帳」を進呈します。(プレゼントは無くなり次第終了)

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碇雪恵そいつはほんとに敵なのか』選書フェア
2026年6月27日~

7月9日に土門蘭さんとのトークイベント(満員御礼!)も開催する、碇雪恵さんによる選書フェアが始まりました!『そいつはほんとに敵なのか』(hayaoki books)と併せて読みたい約30タイトルが並びました。こちらも是非ご覧ください。

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EVENT

西山勲 写真展『パパ・ユーア クレイジー』
\\ OPENING TALK //
7月4日(土) 19:00~
GUEST : 西山勲 https://www.instagram.com/isao_nishiyama/?hl=ja
聞き手: 黒田義隆(ON READING)
入場無料・予約優先:https://onreading.jp/exhibition/papa/

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入荷情報 PICK UP

WORKSIGHT 30 新しい中世
黒鳥社が編集・制作するマガジン『WORKSIGHT』最新号の特集は「新しい中世」。ルールが揺らぎ、情報が氾濫する現代を「中世」と捉え直す大胆な試みです。U・エーコや鏡リュウジら多彩な論者が、中世という過渡期を手がかりに、これからの社会と世界の姿を読み解きます。

普及版 世界の紙を巡る旅 / 浪江由唯
重版記念特典ペーパー付きで再入荷。 世界各地の手漉き紙を訪ね、土地の文化や手仕事の魅力に出会った一年間の旅の記録。2021年に即完売した人気作が普及版として復刊。特典では、表紙に使われた大洲和紙の製作工程を紹介しています。

【サイン本】キャッシュとディッシュ / 岡崎祥久
群像新人文学賞受賞作「秒速10センチの越冬」と表題作を収録した岡崎祥久の小説集。1997年と2020年、20余年の時を隔てて描かれた、すり減っていく生活、見えない出口、ずらされていく未来、自己責任。失われた30年の閉塞と抵抗を刻み込んだ2編を収録。

随筆の技術 / 平林緑萌
出版レーベル・書肆imasuの主宰で編集者の平林緑萌が、文芸誌『随風』や随筆教室で得た知見をもとに書いた、随筆執筆の指南書。

トランスジェンダー・ティーンネイジャー 当事者たちの声を聴く / ニコ・ラング
全米を旅したノンバイナリーのジャーナリストが、8人のトランスジェンダーのティーンと家族の声を記録したノンフィクション。ニュースでは見えない、一人ひとりの暮らしと現実に耳を澄ませる一冊です。

ヒモノラをさがしに / 生湯葉シホ
エッセイ集『音を立ててゆで卵を割れなかった』でも話題を集めた著者、生湯葉シホによる、静岡県沼津を巡って綴ったZINE。UMA(味確認生物)「ヒモノラ」を探して沼津を旅した、フェイクドキュメンタリーのような味わいもある紀行エッセイ。

愛蔵版 イヌイットの壁かけ: 氷原のくらしと布絵 / 岩崎昌子
再入荷!カナダ在住の著者が30年以上集めたイヌイットアートから、「壁かけ」と呼ばれるアップリケ作品を収録した増補改訂版。暮らしの記憶や文化を受け継ぐ針仕事の美しさと、イヌイットの人々の歩みを伝える一冊です。

男には簡単な仕事 / ニイマリコ
30歳を過ぎて「ノンバイナリー」という言葉と出会ったミュージシャンによる初エッセイ。自分らしさへの戸惑い、反抗、恐れ、そして解放まで。ジェンダーをめぐる揺らぎを率直な言葉で綴った一冊です。

【サイン本】芸術の発見 AI時代の生きる条件 / 岡崎乾二郎
AIとの対話を入口に、「創造とは何か」「対話とは何か」を根源から問い直す、アーティストで批評家の岡崎乾二郎の最新論考集。便利さの先で思考はどう深まるのか。AI時代を生きる私たちの創造性を揺さぶる一冊です。

【サイン本】写真があってよかった。:森山大道伝 / 大竹昭子
写真家・森山大道の初評伝。写真批評家・大竹昭子が、緻密な取材とインタビューをもとに、その創作の軌跡を辿ります。戦後写真史とともに歩んだ写真家の生涯と、創造の源泉に迫る決定版。

MIX / 加賀美健 Ken Kagami
大胆なユーモアと遊び心で知られる加賀美健による作品集。シンプソンとセサミストリートのキャラクターたちを掛け合わせた歪んだポートレートを収録。ポップで奇妙なイメージが、加賀美ならではの想像力を鮮やかに映し出します。

Greenhouse Studies / フィリップ・ワイズベッカー
パリ、ニューヨーク、バルセロナを拠点に活動するアーティスト、フィリップ・ワイズベッカーによる作品集。工具や家電、建築物など、時代を超えて使われ続ける日常の事物を独特の線とフォルムで描いてきた彼が、本書では温室を主題に取り上げます。機能がそのまま形を決定する温室の普遍的な美しさを静かなまなざしで捉えた一冊。

Bones and All / Yannis Drakoulidis
「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督とティモシー・シャラメが再びタッグを組んだ映画『ボーンズ アンド オール』の撮影現場を追ったビジュアルドキュメント。スチールフォトグラファー、ヤニス・ドラコウリディスによる写真を収録し、ロケ地の風景や撮影の合間の俳優たちの姿、現場の空気を捉えています。映画の世界を別の視点から味わえる、貴重なメイキング写真集。

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RECOMMEND BOOK !

意見が違っても、それぞれの背景を話すことができて、それを聞くことさえできればいいのかもしれない。意見の違いがそのまま断絶を意味するわけではない。冷静に考えれば、身近な人たちともすべての意見が一致するわけはないのだ。(中略)れおさんが最後に言った「違うところを探すよりも、同じところを探したほうが楽しい」という言葉は、他人に対する防衛を解くヒントになるかもしれない。楽しいほうが絶対にいい。

碇雪恵『そいつはほんとに敵なのか』(hayaoki books)より

改めてご紹介!

『35歳からの反抗期入門』が当店でもロングセラーとなっている注目の書き手・碇雪恵による、現代人必読の〈喧嘩入門エッセイ〉集。

…と言うものの、血気盛んに手当たり次第に怒りをぶちまけたりするような本では、もちろんありません。

駅でキレているおじさん、写真を撮りまくる観光客、理解できない政党と支持者、疎遠になった友だち、時にすれ違う家族や恋人……。日常のなかのふとしたことや、勝手なイメージで反射的に「苦手!嫌!」=「敵」と決めつけて遠ざけてしまっていた人たち。(…いますよね…)SNSではなく生身の体でかれらと出会い直し、逃げずにコミュニケーションをとりたい。そのことを、喧嘩、とよんでいるのです。

むしろ私は、愛だな、と思いました。

過剰に防衛してしまう自分と出会いなおし、早急に分類して遠ざけてしまっていた他者と出会いなおす。私たちはきっと、生身同士でなら”おとなりさん”として対話をすることができるのだ。

新宿ゴールデン街のバーの客と、路上で見かけた困っていそうな人と、5年ぶりにできたパートナーと。憎みかけた「そいつ」と共に生きていくための思考と実践の記録をまとめた14編を収録。

なにより「自分が支持しない政党に投票した人に会いに行く」がすごい。私も碇さんと同じく、前回の参院選後のゲンロンのYouTubeに衝撃を受けた一人だし、以降はなるべくいろんな人と、対面で政治についておしゃべりしよう、と心がけてはいるけど、こんな真正面にはやっぱりできない。れおさんへのインタビュー、そしてその後の碇さんの変化、最後の「誰かを敵にしない、誰とも戦わないという意思を持つことが、じつは何より強いことなんじゃないか」という言葉には、ぶんぶんうなずきながら読みました。

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枝葉末節な日々

今週の担当:(杏)

6/19(金) 朝、昨晩のシーフードパエリアの残り。バナナ、キウイ。美容院でも健康の話。もらったどら焼きをどうするか問題で、美容師のKさんは漢方の先生から「Kさん、どうしても食べたかったら食べてもいいのよ。ひとくちだけ食べて、残りはまたとっておいたらいい。食べたいのに食べられないって思っちゃうのは逆によくないからね」と言われて楽になった、と話してくれた。こういう、自分にとって都合のよいエピソードばかりを集めている。わたしも実際に、どうしてもどら焼きを毎日食べたいわけではない。ただ「食べられないものがある」という状態が嫌なのだ。しょうもないけど、嫌いなものや苦手なものはありますか?と聞かれた時、「なんでも美味しく食べられます!」と元気いっぱい答えられることが、私にとっての美徳だった。美容院からそのまま帰宅し、ひたすら作り置きおかずをつくったり大根を下ゆでしたり。水曜日の『時間と自己』読書会の課題箇所を読み進める、が、これは前回より手ごわいぞ…。読書会がある、と思うから頑張って読もうと思えるが、そうでなければややこしいところは飛ばし読みしていただろう。まさに、こういう粘り強い読書がしたかった。夜、鶏肉の炊きこみごはん、味噌汁(大根、えのき、わかめ)、スナップエンドウと笹かまぼこのニンニク炒め、ピーマンとツナの炒め煮、茄子と厚揚げのサバ味噌煮。

6/20(土) 朝、鶏肉の炊きこみごはんおにぎり、キウイ。豊田市美術館で開催中の櫃田伸也展がこの週末で終わりということもあり、遠方から来られた方がうちへもハシゴしてくださる。京都から、東京から。今週は樹里さんが毎日来て下さるのでギャラリーはお任せして、よっさんはDIYを地道にすすめている。写真集やアートブックをおいている奥の小部屋の、これまで小さなギャラリースペースとして運用していた壁に面陳の棚をつくったり、ストックのための棚をつくったり。フェアもやりやすくなるし、展示も、少々かたちは変わるけどできる。とはいえ、店は営業中で作業スペースも特にないので、エアコンの効かない狭い事務所スペース(という名のごちゃごちゃストックルーム)で汗だくで無理矢理やっていてかわいそう。おやつにも、炊きこみごはんおにぎり。夜、ピーマンとツナの炒め煮、茄子と厚揚げのサバ味噌煮、十六穀米、味噌汁(大根、えのき、わかめ)。

6/21(日) 朝、バナナ、unjunk foods productionのヴィ―ガンビスケット。こちらは先日、見学に行かせていただいたマンションの設計をしている金田さんのパートナーさんが営んでいるお店・Apartment 93Eのもので、糖・乳・生野菜要注意中の私には、ジャストタイミングでありがたい頂きものだった。本当であれば、皆でわけてその美味しさを広めるべきところなのに、食べられるお菓子が少ない私は、がめつく「私専用」にしている。先にいただいたショートブレットも、サクサクほろほろの大好き食感で、今日のビスケットもめちゃおいしい。お店には他にも、からだにいいもの、おいしいものがあれこれ並んでいるそうで、早く行きたい。今朝は二回目の「世界をきちんとあじわうためのデッサン教室」。部長のあまねさんが、レジュメを作成してきてくれて、一回目よりさらにブラッシュアップされていた。「身体の機能」「道具の効用」「もののあり方」のトライアングルをぐるぐるしながら、目の前の「もの」を、紙に立ち上がらせていく。今回は、いちぢくを描く。私のいちぢくは、よく熟していて、緑と紫のグラデーションがとてもきれい。なんというか、貴婦人のような品のある落ち着いた色気があって、じーっとみているとぐーっとひきこまれていくような奥深い美があった。うちのさくちゃん(猫)みたい。この雰囲気をうつしとることができたなら、と思って描いていたけれど、パンパンに中身がつまった元気はつらつなお転婆娘のいちぢくが出来上がった。デッサンは、絵を描く、という準備の準備のようなところがあって、センスの手前の作業であるところがいい。もちろん、技術の上手い下手はあるものの、やればできる、というようなあっけらかんとした作業っぽさがあるのが面白い。続けていきたい。昼、塩むすび、豚汁。コンビニの塩むすびってはじめて食べたけどこんなにしょっぱいのか。夜、よっさんがリュウジのレシピの、豆板醬ペペロンチーノをつくりたいというのだが、私にはまだちょっと早いかも…と私の胃がいうので、私は作り置きおかずで。茄子と厚揚げのサバ味噌煮、十六穀米、いぶりがっこ、わかめスープ。よっさんのペペロンチーノも美味しくできた模様。

6/22(月) 朝、十六穀米おにぎり(ミニ)。漢方医に行ってから出勤。仙台での出来事(胃が止まって耳が聞こえなくなった)などを報告するも「元気そうですね」と言われる。たしかに、元気は元気なんだよな。久しぶりのIくん。最近受講した荘子itの戯曲ワークショップのことや、福尾匠さんの日記・エッセイワークショップの話などを聞く。納得いっていようがいまいが、とにかく締切になったら書き終えて提出して、人に見せるということが大事、という話や、好きな文章と自分が書ける文章って違うよね(がっかり)という話など。文章って、自分の身体からできている。podcast「Unkown わからないいこと」で西加奈子さんが話していたけれど、日本語の「文体」は、英語では「VOICE」。自分がこれまで見たもの聞いたもの触れたものからできるのだから、書けるようにしか書けない。無論、精進あるのみ。昼、十六穀米おにぎり(大)。夜、大根ステーキ、鶏肉といんげんの炒め物、味噌汁、十六穀米。

6/23(火) 郡上へ。今日は母と大和で待ち合わせして、「とまりぎ 山ノひゃくせい」で開催中の阿部海太さんの展覧会を見に行く。ひゃくせいさんは、郡上市大和町の母袋地区にあるゲストハウス。集落をずーっとあがっていったいちばん奥にあって、集落が見渡せるとても気持ちの良い場所にある。到着すると、阿部さんが外まで出迎えてくれる。玄関を入ってすぐのリビングが展示会場になっていた。高い天井と木の梁、外の木々が風にゆれる様、古いオルガンとアップライトピアノ、本棚とレコード、コーヒーの香り。綿布に描かれた油彩は、深い深い色をぼんやりずーっと眺めているうちに、犬や人が現れてくるような、たそがれどきの散歩のようだった。偶然来ていた、あわ居の岩瀬さんと阿部さんと、ひゃくせいの小野木さんと、ぽつぽつと話す。阿部さんの描く犬と猫のこと、人生のスランプのこと、豆腐の移動販売の師匠に教わったことなど。そのまま、ひゃくせいさんから車で10分ほどの阿部さんと写真家の千尋さんのご自宅にもお邪魔する。家の横には川があり、谷底を流れる水面は見えないけれど、水の音だけはどこに居ても聞こえる。鳥の声、虫の音、風が草をなでる音。白鳥の家にいても思うけれど、山は本当に音で溢れている。日頃都会にいても、もちろん環境音はあるはずなのに不思議と意識にのぼらない。息子のあおくんは電車が大好き。足元に転がっていた手作りの電車の行先には「大宮」と書かれていて、「これは何の電車?」と聞くと「京浜東北線」とすぐに返ってくる。阿部さんが「黒田さんたちは東山線のすぐそばでお店をやってるんだよ」というマニアックな紹介をしてくれる。絵の話もそうでない話もたくさんして、阿部さんの絵が生まれている環境に身を置けたことがじわじわと嬉しい。ON READINGでも秋に展示をしていただけるので、それが今からとても楽しみ。その後、あわよくば『急に具合が悪くなる』を観に行きたかったけれど、今観たら絶対寝ちゃう、とよっさんが言うのであきらめて帰宅。3時間あるから、たぶんそれは絶対寝ちゃう。夜、母からもらった野菜をどんどこ入れて、ズッキーニと茄子としいたけのトマト煮込みハンバーグ、十六穀米、モロヘイヤのおひたし。しかし、ハンバーグ1個は、まだ早かったか…。消化不良でダウン。

6/24(水) 朝イチZOOMで取材。朝、ミニ玉ねぎと大根のコンソメスープ、昨日ひゃくせいさんで購入した「の様な」のヤギのミルクパン。午後、来月読書会を開催する、高山のやわい屋の朝倉さんと東山珈琲館で、打ち合わせという名のおしゃべり。今日は夜も遅いので、ここで食べちゃいたいところだけど、絶妙にまだ空腹になっていないので、私は我慢。よっさんのイチオシメニュー、ミックスサンドを一切れいただく。じゃこピラフ、食べたかった…。民藝はものではなく状態であるということ、柳宗悦のテキストの格好良さ、職人とヤンキーの話など。課題本『民藝とは何か』のテキストにじっくり皆で向き合いながら、今を生きる思想として読んでいくことができたら。閉店後は『時間と自己』読書会の第二回目。テキストそのものに着目した前回とはまた違う、書かれた内容からそれぞれの個人的な生活の中での時間感覚に結びついていくような時間になった。今回の課題部分は、統合失調症とうつ病の時間感覚について書かれたもので、言葉としても感覚としても掴むのがなかなか難しかったのだが、参加者それぞれに、感覚的に「これは自分にも身に覚えがある」と思えた部分があったようで、それを聞いているうちに、なるほど、そういうことだったら自分にもあるな、とほどけていくような感じがあった。自分自身の想像力、理解力では届かない部分が、みんなで読んでいくことで道が開けていく。これこそが、今回の読書会でやりたかったことのひとつだと思う。どんな球が飛んできても、打ち返したり流したり別の球を加えたりできる高森さんの凄さのおかげでもある。最後にみんなの「秘密」の話になった時には、なぜか感極まってしまった。秘密を道具として使うこと、秘密をたいせつに自分だけのものにすること。「秘密」の話で私が話した、Mさんが禁煙をするとき、誰にも話さずにだまってやって、だんだんと「煙草を吸わない自分」を身体にしみ込ませていった、という話や、読書会の後にやまださんに、どこまで行ける(食べれる)のか試している、と話したら、「実験しないで、淡々とやるだけ。からだを変えるって、生き方を変えるってことだよ」と言われたこと、漢方医が、私があれこれ話しても「そうなんですね」と受け止めるばかりで、原因を追及したり咎めたりしないこと。因果ではなく状態を観察する、というのは、「今を生きる」という態度にも繋がっていると思う。私は過去と未来に生きがちで、現在を生きることがおろそかになっている。木村敏は、からだの不調への向き合い方にすら関わってくる。来月はいよいよ最終回。ここまで一緒に読んできた参加者の皆さんとグランドフィナーレを迎えたい。

6/25(木) 朝、スーちゃんと星ヶ丘のロイホでまちあわせ。直近にアップしていた先週の沖縄旅行記でもロイホに行っていたので、ごめん、ロイホ行ったばっかだったね、というと、「毎日でも大丈夫、なんなら住みたい」と、さすがの上級者である。私にとっては、ロイホと言えばサラダとオニオングラタンスープとパフェなのだけど、消化にパワーを要する生野菜がNGなのが辛い。私は、ベジタブルカレー&雑穀ごはんとオニオングラタンスープ、よっさんは、カシミールビーフカレーとフライドポテト。スーちゃんは、アンガスサーロインステーキサラダとなにかしらのサンデー。スーちゃんは、アンガスサーロインステーキの下に敷かれたマッシュポテトを抜いてもらうのが常(味がぼける、とのこと)なのだそうだが、今回は別添えにしてもらって我々がいただく。お互いの人生の課題についての近況報告や、書くこと、政治のことや、最近みた映画の話など、泣いたり笑ったり、いくら話しても話し足りない。言葉に対する解像度がとても高いスーちゃんは、会話のなかでぽろりと出た一言についても、流さずきちんと追及をしていく人なので、話していてとても楽しい。昨日の読書会の話のなかで出た「いまを生きる」という話について話すと、スーちゃんは因果大好き、因果マンだということで「え・・・因果・・・ダメ?」と言うので笑った。全然、ダメじゃない。夜、豚肉、レタス、小松菜、大根、にんじん、しいたけ、豆腐のしゃぶしゃぶ。早速、スーちゃんからもらったsunny&meのイエスタデイ辣油をごまだれにかけて食べる。辛くないし、アーモンドが効いてて美味しい。スーちゃんいわく「フ―ディーの間で話題の一品」とのこと。

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EXHIBITION INFORMATION

2026年6月18日(木)~6月29日(月) ON READING GALLERY
JURI KATO exhibition “between color and color”
※最終日は19時まで

単色では決して現れない色が、「隣」を見つけたときに見せる表情が好きです。
境界線は分けるためのものではなく、お互いを引き立てるためのもの。
私の目に見えている、色たちが対峙する瞬間を並べました。

加藤樹里 カトウジュリ
絵描き|1979年生まれ。名古屋在住。
とにかく色が好きで色を描くために絵を描いています。
https://www.instagram.com/juriri_katoo/

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2026年7月4日(土)~7月13日(月) ON READING GALLERY
西山勲 写真展『パパ・ユーア クレイジー』
※7月9日(木)は18時までの営業

写真家・西山勲による写真集『Papa, You’re Crazy〈クジラと天体、父の島〉』の刊行記念展を開催します。

本作は、1957年に刊行されたアメリカの作家ウィリアム・サローヤンの小説『パパ・ユーア クレイジー』に着想を得て制作されたもの。父親とともに長崎・平戸の離島で過ごした夏の日々を捉えた写真が収められています。

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\\ OPENING TALK //
7月4日(土) 19:00~
GUEST : 西山勲
聞き手: 黒田義隆(ON READING)
入場無料・予約優先:https://onreading.jp/exhibition/papa/

西山勲 にしやま いさお
1977年生まれ。福岡を拠点に活動する写真家。2013年に世界のアーティストの日常をドキュメントするビジュアル誌『Studio Journal knock』を創刊。旅をしながら世界各地のアーティストを取材し、編集・制作・発行まで行う。主な仕事として、雑誌『TRANSIT』の撮影・執筆、映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』(2017)、ドキュメンタリー『人と仕事』(2021)、NHKスペシャルドラマ『海の見える理髪店」(2022)、短編「冬子の夏」、映画「愛に乱暴」(2023)のスチール撮影、くるり『宝探し』ジャケットなど。写真集『Secret Rituals』(2021)、『宝探し』(2023)、『スプリング・ロール』(2024)、『LOVE SOME STORY』(2025)。
https://www.nishiyamaisao.com
https://www.instagram.com/isao_nishiyama

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2026年7月17日(金) ~ 7月20日(月)  ON READING GALLERY
Vada POP UP
※ 12:00 ~19:00 (最終日は16:00まで)

吉祥寺のVadaによるPOP UPストアイベントを開催いたします。
https://www.instagram.com/vadaantiques/

吉祥寺の店舗で取り扱いのある、佐藤憲治の木彫り熊や、沖縄のやちむんなど、手仕事によるうつわ、オリジナルのエコバッグやTシャツをお披露目いたします。
ぜひこの機会にご覧ください。

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♪ Now Listening

ふぃ~~~ いつ聴いても痺れる。。。

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今週はこのあたりで。

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